前記事 で、スリランカという国に悪い印象を持たれても困るので。
せっかくなので、とっても素敵な世界遺産をご紹介しましょう。
それが、こちら。
シーギリヤ・ロックです。
この岩の上には、5世紀頃、当時の王が立てた王宮跡があります。
今は観光地化され、階段や手すりが取り付けられていますが
当時は、岩に掘られた穴とかを伝って(跡がありました)ほぼロッククライミング状態で登ったらしい。
「王宮と言うよりは、砦だな。」
と思ったあなた...
賢い ← 褒めてつかわす(笑)
この城を建てたカッシャパ王は、平民出身の母と父王の長男として生まれるが
異母兄弟である弟の母が王族の血を引いていたため
王位継承権に不安を持ち、ある日、父王を殺してしまう。
そして弟の暗殺を企てるも失敗し、弟はインドへ逃亡。
弟から身を守るために、攻め込むのが難しい岩の上に王宮を建てたらしい。
要塞を兼ねていたとはいえ、そこは王宮。
頂上に上がるまで、王宮らしい、いろいろなものが施されていたそう。
現存しているものでは、まず「ミラーウォール(鏡の壁)」。
よく磨かれていて、王が住んでいた頃は、歩く人の姿が鏡のように写っていたらしい。
今では、後世の人が残した落書き(古いものだと8世紀のものもあるらしい)だらけで
ぼんやりと影が見えるくらいの輝きしか残っていないけど。
そして、次に現れるのが、王宮跡地が発見されるきっかけとなったこちら。
「シーギリヤ・レディー」と呼ばれるフレスコ画です。
1900年代始め、イギリスの探検家が望遠鏡でこの絵を捕らえたことから
岩の上にある跡地発見に繋がったそう。
前記事のエロ坊主寺の壁画には関心がなかった私も、これには感動。
この美女達に会わなければ、スリランカに来た意味がないと言ってもいいくらい素敵でした。
とは言え、残っている画は少ない
このフレスコ画、当時は、長さ140メートル、高さ40メートルに渡って
500人あまりの美女達が描かれていたそう。
が、もともとこの岩、王宮が建つ前は、坊さんの修行の場として使われていたところ。
カッシャパがインドから戻った弟に破れ、自害した後、再び坊さんの修行場に戻ったため
「修行の邪魔。」
と、ほとんどが壊されてしまったらしい...
つかさ、美女の裸体画があっても
あえて見ない!( ̄^ ̄)
っつーのが、本当の修行なんじゃねーか?って、思うんだけど。
そうやって変に隠すから (しかもちょっと残ってるところに姑息さを感じる)
「エロ坊主」が生まれる土壌になるのではないかと思うのですが
え、スリランカの坊さんよ?! ← 坊主に喧嘩を売る女 σ(^_^;)
と、話はずれましたが(笑)先へ進みます。
フレスコ画を後にすると、次に現れるのがライオンの門。
今は足先しか残っていないけど、ここに口を開けたライオンの顔があり
その口が門の役割を果たしていたらしい。
昔は、ここを超えるとまさにロッククライミング状態。
今は、観光客用に取り付けられた、階段が頂上まで続いています。
頂上には、貯水池があったり階段があったり。
こんな感じで、シーギリヤはマリのトンブクトゥ(こちらの記事 参照)より
よっぽど世界遺産らしかったです。(笑)
そんなスリランカは、海あり、茶畑あり、遺跡ありで見所満載。
また、あのアマンリゾートが多大な影響を受けたという熱帯建築の天才
ジェフリー・バワの、とってもユニークで素敵なリゾートホテルや
Geoffrey Bawa: The Completed Works
洋書 ハードカバー ¥15,000
アーユルヴェーダの癒し系もあれば、南国らしいかわいい小物も売っている。
私のお気に入りBarefoot(ホームページはこちら )
今はまた内情不安になってしまったけど、首都コロンボやシーギリヤのような観光地は
外務省の海外安全渡航情報 でも、「十分注意してください」なので
もし機会があったら、ぜひ訪ねてみてくださいね。 (o^-')b
「へー、スリランカ、おもしろそう!」 (≧▽≦)
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