絵本『だいじょうぶ だいじょうぶ



持病の腎臓病が再発。
  受験勉強、模試の大切な時期に発病し、安静を、宣告され、窮地に・・・

  学習の成果があらわれない焦り、両親への経済的負担の申し訳なさ
  3人姉妹の長女としての責任、日々の学習量から削られる睡眠時間
  
  様々な事情が重なり、心も体も悲鳴をあげたようでした。

  入院をへて、通院治療に切り替わった時、その話を彼女はしてくれました。
  私は『だいじょうぶ、だいじょうぶ』
  その言葉をかけるのが精いっぱいでした。

  天使からのおくりもの   あなたも輝く☆響きあう心 
  
  そして、私は○ちゃんに、絵本を読みました。だいじょうぶ だいじょうぶを
  
  読み進めるうち、彼女の瞳から、涙がぽろぽろ・・・
  絵本は、彼女にお守りだよ、とプレゼント。

  1週間後、レッスン時間に、いつもはみえないお母様がいらして・・・
  泣きながら、お礼をおっしゃるのです。
  
  『私のほうが、救われました。何度も何度私のほうが読ませて頂きました。
   娘は3人姉妹の長女の責任感から、受験し失敗して、国立大学に入学せねばと、
   追い込んでいたようです。全く氣付かず・・・わかってよかったです。』
 
  絵本の語るメッセージが すごいなと思ったのはこの瞬間でした。
  
  彼女から、打ち明けられたことが、ありました。
  
  病気が再発した時に、『弱い子に産んでごめんね』と母は、彼女を
  抱きしめて、あやまられたようです。母の愛からでた言葉でしょうが・・・
  本人は、受験失敗してこれ以上お母さんを苦しめてはいけないと、自らを追い込み・・・

  家族でもない私が、下手に彼女にコメントすることはできないので、
  絵本を『だいじょうぶ だいじょうぶ』を読ンだわけなのです。

  それが、想いいがけない素敵な展開になり、素敵な笑顔が生まれました。

  彼女は、心が安らぎをみつけ親子の絆が強く結ばれ、寄り添ってくれる絵本のお陰で、
  通院は、検査入院は続くものの、病の峠を何とか越えたようでした。

  お読みくださってありがとうございました。

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