最後のレッスン

 
  「いつも傍にいてくれるような曲がほしい」
 
  彼女のそうした想いで、選んだ曲
  ショパンノクターン2番
  最後のレッスンは、その曲と連弾曲でした。

  夏、持病の腎臓病が再発。
  受験勉強、模試の大切な時期の発病に
  安静を、宣告され、窮地に・・・

  学習の成果があらわれない焦り、
  両親への経済的負担の申し訳なさ
  3人姉妹の長女としての責任、
  日々の学習量から削られる睡眠時間
  
  様々な事情が重なり、心も体も悲鳴をあげたようでした。

  入院をへて、通院治療に切り替わった時
  そうした話をきいて、『だいじょうぶ、だいじょうぶ』
  その言葉をかけるのが精いっぱいでした。

  その時、読んだ絵本との出会いが、きっかけで、
  彼女は心が安らぎをみつけ親子の絆が強く結ばれ、
  お陰さまで、病の峠を何とか越えたようでした。
  天使からのおくりもの   あなたも輝く☆響きあう心 
  

  時は流れ、島根の大学の受験が12月月初に迫り、
  そちらへ移動もあるため、
  最終レッスン日、卒業を迎えることに・・・・・。

  最後のレッスン曲ノクターン2番は
  これから、医師になる勉強と共にあり、
  患者さまたちにも弾いてあげたい!

  そうした強い願いを叶えるための1曲として
  これからも、彼女に寄り添ってくれることでしょう。
  
  また、絵本も一緒にきっとあるかと・・・

  最後に読んだ絵本は

  〖ぼくはこころ〗より

  ぼくは小さいけれど、とても大きな“こころ”。
  いつだって、どんな小さなことだって、
  “きみ”のことが好き。
  だから、ずっといっしょにいたいんだ。


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  会えなくても、いつもそばにいるから汗

  大きな志と夢をいだいて、
  ご自分を信じて、美しい時を重ねていかれますように

  
  かけがえのない時間を 
  今まで、本当にありがとうございました。

  最後まで、お読み下さってありがとうございました。