2月に弾丸韓国旅行をしたアタシですが、本来はGWにじい君と一緒に行こうと予定を立てていました。
大韓航空のマイレージが期限切れになりそうだからと、GWにあたる5月3日に訪韓し、6日の帰国便は特典航空券がどうしても取れなくて、7日の早朝便で帰国する予定でした。
ところが、エバーランドのプバオちゃんの中国返還が当初7月だったのに4月に早まったことから、アタシだけ2月に訪韓しました。
ここ3年はGWというと白浜に行っていました。
ところが、じい君が「もう白浜には飽きた!パンダには興味なくなったもん!」というので、白浜には行けなくなりました。
で、今年は4月末に大阪グルメ旅行をしてそれでGWの行事はお終いと思っていたのですが、じい君が「久しぶりにソウルへ行くん楽しみやなぁ!」と大阪から戻ると言うのです。
「はぁっ」と驚くと、5月3日~7日の韓国旅行をキャンセルしていないというではありませんか。
「わぁーい海外は5年ぶりや」と、じい君は大はしゃぎでした。
10年以上前には年に2回とか頻りに訪韓していました。
当時は韓流ブームでしたし、そんな方は周りにいくらでもおられました。
当時は趣味がマラソンでしたからソウルの街中をジョギングで見物して回りました。ホテルから景福宮まで行き、広大なその周りを東京のランナー&ジョガーの皆さんの「皇居一周」の如くに巡り、北端を右折して青瓦台の前を通過し、三清洞を下がり、北村韓屋を巡り、仁寺洞を通って清潺川のほとりを少し巡って沢渡を越え、定宿・ウェスティン朝鮮まで戻るのがお決まりでしたっけ
ずいぶん元気だったことw
現在は古希と前期高齢者となったアタシ達。
もうほとんど運動はしていないし、名刹の見学や『ナンタ』みたいな芸能関係の見物も一通りこなしており、ハイ・ブランドとも無縁になっています。
ソウルには美味しいお店がたくさんあるので、グルメを楽しむのもいいとは思いますが、アタシは右膝痛治療のために少しでも体重を落としたいところです。
さらに「エバーランドのパンダさん達に会う」というのなら、アタシは楽しみではありますが、じい君は「パンダには興味がない」とキッパリと言い放ちましたので、エバーランドに行くわけにもいきません。
じい君を放って1人で行くのもいいなぁ、と思いましたが、こういうシチュエーションでは必ず「濡れ落ち葉」化しますので、それも難しそうです
そこで、「ソウルで4泊もして、何して過ごすん?」と聞いてみると、「まぁ1日はエバーランドへ行くんがええやん」ですと
「え?パンダには興味ないんやろ?」と聞くと、
「わいはパンダに興味がないとは言うてないよ。楓公とか白浜のパンダやら上野のパンダには興味がなくなってん!でかいパンダって、食っちゃ寝食っちゃ寝ばかりで、見ててもおもろないし、見分けも付かへん。わいはねぇ、何事も月並みがイヤなん。おもろないもんには興味ないねん!で、韓国のエバーランドには双子の赤ちゃんパンダがおるやろ?あの子らは見たいわ。わいにとってはねぇ、パンダの旬は2歳以下!ようYouTubeで韓国の双子パンダを見るんやけど、ごっつうかいらし(可愛らしい、という意味)わ せやから、今見にいかな旬を逃すやんか」
とのこと
聞き捨てならないですねぇ
しかし、歩くのが大の苦手になっている現在古希のじい君。
アタシも右膝を傷めているし、いくら愚図られてもエバーランドの中で手を引いたりおぶったりもできません
車椅子を借りることはできるかもしれませんが、押したり引いたりするのはアタシには無理です。
「上野やアドベンと違って、めっちゃ広いんやで。文句言わずに歩ける?」
「歩ける!」
・・・ほんまかいな
もともと言いだしたら聞かないじい君です。
こうなったら行くしかありません。
「エバーランドは、ちょっと遠いからエバーキャブで往復する?それなら予約しないと。入園チケットも買わなあかんよ。」
と言うと、
「わいねぇ、あれこれネットで勉強したん。入園チケットくらい買えるよ!エバーキャブは往きだけにする。帰りは時間を束縛されるから、公共交通機関を使いたい。わいはYouTubeで、行き方も帰り方も調べたん。ICOCAみたいなん、買うたらええんや。」
「またウォンを持つようになってもええのん?」
「ええ。そんなにいっぱい両替せんでも、大丈夫やし。」
こうして、5年ぶりに夫婦揃って海外旅行に行くことになりました。
もともと海外旅行が大好きだったじい君。
とくに都会に行くのが好きです。
名所巡りよりも、マリオット系のホテルに泊まり歩いてポイ活しながらホテルの中を探検したり、美味しいものを探すのが得意です。
じい君が一番好きなのはニューヨークだと思います。
それ以外はロンドン・パリ・ローマ・ソウルですね。
アメリカ以外は首都ばっかりですね。
美味しいものが多い都会としては、台北・ミラノもじい君のお気に入りです。
北京は行ったのが1988年でしたから、大きな建物がたくさんありはしましたが今のような大都会ではありませんでした。
アタシ達が行った頃の北京は、女性はチリチリパーマ、男性は国民服というふうで、トイレもホテルの客室内以外は個室ではありませんでした。
女性トイレは溝のような凹みに団子の串刺しみたいに同じ空間に並んで用を足すという状態でした。「異文化」ということで受け入れねばならないと頭の中では思いつつ、20代だったアタシは「もう来たくない!」と思いましたっけ。
現在の中国は経済大国で日本よりも豊かですから、グローバルスタンダードなトイレ設備になっていると思いますがw
ハワイも寛げるゆるいところながら、便利で清潔なのでお気に入りみたいです。
インドネシアのバリ島にも行きましたが、じい君は気に入りませんでした。
「普段田舎に住んでいるのに、なんで時間とお金を遣って田舎に行かなあかんの?」という主張をしていましたっけw
とにかく、あれこれネットで情報収集をして、憲法記念日に渡韓しました。
特典航空券で大韓航空・ビジネスクラス(大韓航空では「プレステージクラス」)に乗せてもらいました。
じい君は、若い頃は力士並みの重量級だったので、贅沢でビジネスクラスに乗るつもりはないようですが、エコノミークラスだと物理的に窮屈なようです。
標準体になったので、もうエコノミークラスでも大丈夫なのですが、特典航空券のマイレージの期限が迫っているので「使い切りたい」ということでw
ソウルは那覇よりも大阪から近くて、2時間足らずで着きます。
普段の大韓航空・大阪→ソウル便は、ビジネスクラスとエコノミークラスしかない小さめの飛行機で運航されていますが、ゴールデンウィーク(韓国でも3日~6日は連休でした)のせいかファーストクラスとかプレミアムエコノミークラスもあるような大型機でした。
大韓航空のビジネスクラス以上は、機内食が本当にヘルシーです(エコノミークラスは普通w)。これまで搭乗したエアラインの中で、一番乗客の健康に配慮しておられると思います。
機内に座りっぱなしなのに、胃もたれをするとつらいですものね。
昔も今回も感じ入りました。
CAさんが美しくて優しいのは変わらなかったのですが、昔は日本語を使う方が混じっていてくれましたが、今年乗ったときは2回とも、皆さん韓国語か英語でした。
「お飲み物はいかがですか?」と言われて、イタリアの炭酸水「サン・ペレグリーノ」がメニューにあったので所望したところ、お顔を曇らせてワーッと英語で話してこられまして・・・そのうち、「近すぎてその設定がない」と言っているらしいと気づき💡、「あー、シャンパンを頼まれたと思い込んでおられる」と気づきw、メニューになかったが誤解を解くためにフランス産の炭酸水「ペリエ」をオーダーしてみましたら、とてもにこやかなお顔になられて「Sure!」と仰りながら「サン・ペレグリーノ」を下さいました
我ながら、英会話の発音がひどすぎです
それにしても、アタシは英会話習得に少しは努力し、少しは時間とお金をかけているんですけどねぇ。伺った語学塾とか、カルチャー教室とかでも普通レベルで、一番の劣等生ということもなかったのになぁ
あそことあそこ、悪徳商法だと訴えてやろうかしら ←嘘ですよ
選んだ「魚料理」は、焼き鮭でした。
鮭は普通に美味しかったのですが、添えてある白飯がアタシにとってはあまり美味しくなかったので、ミスマッチでしたがロールパンと一緒にいただきました。
食後に頂いたフレッシュフルーツはどれも美味しく熟れていて、堪能しました♪
あっという間にソウルに到着し、2月同様KALリムジンバスでウェスティン朝鮮ホテルに向かいました。
昔はミシュランとかで探して街中で食事を摂りましたが、おじいさんとおばあさんは疲れ切っていました。
ゴールデンウィークの渋滞か、KALリムジンバスで仁川空港からホテルまで2時間も掛かったので、お出かけする気にもなれず、ホテルのメインダイニング「ナインスゲート Ninth Gate」でディナーをいただきました。
お料理も美味しく、サービスも素晴らしかったです。
「お野菜大嫌い!お肉だけがいい!!」というじい君は、アラカルトでホワイトアスパラのスープと韓牛A5サーロインステーキ、アタシはこちらの2種類のコースからお手頃な方の「Ninth Gate」を選びました。このコースとサーロインステーキのお値段を比べると、コースの方がお安いんですw
しかし、野菜がたっぷりなのでじい君のお気に召さなかったのでした。
以前の「Ninth Gate」はフレンチレストランでしたが、今はステーキ主体のコース料理を出しておられ、日本だと鉄板焼きレストランのような感じでしょうか。
「わい、野菜嫌いっ!」と騒いで、付け合わせも「要らないっ!」と(英語でw)騒ぐじい君を、ちょっと持て余しておられました
相客はカップル客2組、ファミリー客1組、ビジネス・ディナーみたいなおじさまグループ1組という感じでした。
ビジネス・ディナーの方々以外は、とてもおとなしく上品にされていましたので、「ニッポンのぢいさんはうるさいねぇ!」と思われたのではないかと。。
こうしてバタバタの韓国旅行の第一夜は更けていきました
1日目と2日目は良いお天気でした。
圓丘壇の左上の青い光は、集まった方々のハンドライトです。
連休第一日目の市庁前広場は、人でいっぱい
かなり距離のある16階の部屋まで届くほどの音声が流れ、夜通し大騒ぎでした。
ぢいさん&ばあさんは「楽しそうでええねぇ」と、しばし耳を傾けましたが、歳には勝てずw、とっとと眠りに就きました
to be continued...