2週間ぶりに東京に戻ってきた。東京は曇り。ときどき雨がぱらつく。東京出てきてもう16,7年。いまや東京に戻ってくるとほっとする。私は東京が好きだ。目的がなければ生きるのに大変な街だけど。好きだな、東京。戻ってきて、これからお世話になる人と会い。そして赤坂で芝居を。「旧歌」で共演した古山くんの出演作品。明日まで赤坂RED/THEATERです。ぜひどうぞ!いろんな意味で楽しめました。が、一番前の席だったので、どうしていいか分からんかったwちょっとエネルギーに当たった感じで、終演後なにも言えず。良かったよ、のみ。お芝居観た後って、いつもうまく話せない。帰りしな、友達と電話しながら歩いていたら突然涙が出て。芝居は面白かったし、良かったけど、でもそれがどうやら理由ではなく。でも何かしらが私の何かに触れて。赤坂のネオンを泣きながら歩いた。ここ2週間、めまぐるしくて。人の生き死にに関わり、感じ、考え。歳を取ることについて現実に直面し。直面しきれない自分もいて。人生を。死に様を。生き様を。どう死ぬか。それはどう生きるかだ。どう生きる?私はどう生きる?ずっと死ぬ時は笑って死にたい。「みんなありがとーーー」って言って。やり残さず、後悔なく。そう思ってきた。それが、少しずつ現実味を帯びて。人生折り返しちょっと手前?いや、もう折り返してるかも。神様にしか分からない。けれど、必死で精いっぱい生きることの意味を身体いっぱいに。後悔だけは残したくない。どんなにそう思って生きても「絶対」はないだろう。それでも自分に挑みたい。頑張りたい。精一杯頑張りたい。生きていればいろいろあります。せつなくてやるせなくて、かなしくて。戸惑って。それでも時間は誰にも均等に訪れ、過ぎていく。でも人生はままならない。それでも自分の人生だ。自分のベストを尽くして日々生きるのみ。わるくない、わるくない。ほんと、全然わるくない。なのにね~、なんだろね~。時々無性に生きることに無気力になることがある。いつもその狭間で揺れて生きている。しかし放棄はしない。絶対に。放棄はしない。この愛しさはどこからやってくる?この激しい動悸はどこから?生きることを渇望し、変化することを渇望し、生きることにも変化することにも怖れを感じ。怖い。怖くて、身がすくむ。それでも今日も生きている、確かに。今、私は確かに息をし、生きている。ままならないから人生は楽しい。分からないから人生は楽しい。身を委ねてしまえば、こんなに楽しい。怖ささえもまるっとね。楽しい。そう思い込み切れない自分との闘いは日々続く。この2週間で感じたことは、経験したことは、一生忘れない。熱を。熱さを。通じあえたと心が感じた瞬間を。温かさを。疎外感を。絆を。愛を。湧き上がる涙を。抑えられない感情を。人生を。死にざまを。そして、生きざまを。渇望を。