2012年 大阪の阿倍野というところに、ドキュメンタリー映画を見にいきました。
震災のあった2011年。
ちょうどその年のクリスマスイブの24日に、フクイのカレーの福井さんから榛葉監督を紹介して頂きました。
同じ頃、労働組合で「震災で私たちに何ができるのか」というテーマでセミナーがあり、そのことに対して取り組んでいたこともあって、今思うと、偶然ではない何かがあったのだと思います。
翌年の2012年、実際にいろんな方面に行動していきました。
社会に対して「今の自分」を表現していくためにです!
ひととひとが出会うことで何かが生まれ、繋がっていきました。
見えるカタチとして感じたのは、ドキュメンタリー映画「うたごころ」が全国的に広がっていったことです。
この活動を通じて、実際に東北に行きだしてから、不思議と力が与えて頂ける感じがしてて、
「何かできることはないか」と探していく日々でもありました。
榛葉監督は、「映画は生きる力」とおっしゃられたことがありました。
映画を通じて感じることも多く、自分の中に共通の部分があって、とても気持ちがわかってくるのも私の強みなのかもしれません。
この阿倍野であったドキュメンタリー映画祭を先日、3年ぶりに見にいきました。
そこで感じたことは、社会のいろんな問題に対して、他人事で捉えるのではなく、
自分の立場で置き換えて感じることで、世界観が広がっていくのを感じました。
そこにたくさんの人生を生き抜いている素晴らしい経験を持たれている方々との出会いもあり、
今まで当たり前ように普通に生きてきている自分との価値観の違いもあったりして、
とても刺激的であり、魅力的でもありました。
人って顔を性格も生き方も考え方も違います。
それって人、みんなそれぞれ生き方があって、そこでの経験を元に生きて表現していると思うんです。
人は、皆 アーティスト(表現者)なのだと。
その生き方を通じて、社会に対してある様々な問題に対し、何か変えていけるような、もっというと良くしていけるようなメッセージが出せるようになったら、その生き方はとても価値のあるものなんだと。
ヒューマンドキュメンタリー映画。
映画を通じて、観る方に強烈なメッセージを与えていきます。
人の生き方って、本当にたくさんあって、その1つ、1つに大切なメッセージがある。
それをどう感じ、どう活かし、今ある社会の問題に対し、何か変えれるものが出来ると、
新しい価値観や人それぞれの違いに対し、理解が深まり、人に優しい社会が創られていくように
感じます。
少し長くなりましたが、冒頭であげました伊勢真一監督の「傍」という映画のある部分で、
津波で親を亡くした子どもが本当に悔しそうに泣いているところがありました。
それを見たとき、「絶対に何かやる!」と気持ちが強くなったことを今でも覚えてます。
こちらの写真は、先日映画祭が終わった後に監督、スタッフの皆さんと一緒に撮った写真です。
このあとも打ち上げにもお声かけていただき、
とても充実した素晴らしい時間でした!
時間をどう過ごすのか!ってその人次第なのですが、
自分が楽しい!と思える時間を過ごすことで、きっと世界って良いカタチで広がっていくと、
私は信じてます。
では、また書きます。
長文、読んで頂き、ありがとうございました!