ブログネタ:あなたの「負けたくない」ことって?
参加中
だけどみんな、結果はどうあれ、よく頑張りましたよね!
強いな……。
真っ向勝負をしないで、ホント卑怯ですよね(苦笑)
アタシが訪れると、ちょうどテレビでK-1がやっていた。
アタシは彼のそばに寄りながら、そう言った。
彼はしばらく考えこむ。
だけど、彼曰く、すぐに寝てしまう彼に、怒らず「寝ていいよ」と言うのはアタシだけだったらしい。
勝つのは、誰だ。勝利とは、何だ。
本文はここから
残念ながら世界フィギュア選手権の女子シングル、浅田真央ちゃんは表彰台を逃してしまいましたね。
金妍児(キム・ヨナ)選手が、女子で初めて200点を超えるという世界最高得点で初優勝、安藤美姫ちゃんが3位、村主章枝さんが9位。
だけどみんな、結果はどうあれ、よく頑張りましたよね!
お疲れ様でした!!
来年はバンクーバーオリンピック
真央ちゃんと金妍児(キム・ヨナ)選手にとっては初の五輪出場となるわけですし、さらに磨きのかかったいい演技を魅せてほしいものです。
彼女たちの演技を見ながら思ったこと。
強いな……。
だって、国を背負って戦うなんて相当なプレッシャーだし、押しつぶされそうになるほどの緊張があるはず。
このあいだのWBCにしてもそうだけど、第一線で活躍する人たちって、技術以上にメンタルがすごいですよね。
「負けたくない」って気持ちを人一倍持っている。
アタシも自分で自分のことを「負けず嫌い」だと思っている――プロフィールにもあえて“長所”として書いているし、以前にこんな記事
を書いたこともあるぐらい――けれど、彼女たちの演技を見ていると、とても敵わないなと思いました。
負けず嫌いのくせして、人と争うことが苦手なアタシは、“勝負”というものをできるだけ避けながら生きてきたような気がします。
特に、期待されるとダメになってしまう……。
特に、期待されるとダメになってしまう……。
“勝負”を放棄すれば、負けることも、期待に応えられない心配もない。
そうやっていつもいつも逃げていました。
真っ向勝負をしないで、ホント卑怯ですよね(苦笑)
アタシが真っ向勝負をしてでも「負けたくない」ことって一体なんだろう……。
仕事?
もちろん好きだけど、「負けたくない」と言えるほど人より頑張ってる自信はない。
書くこと? 歌うこと?
プロならともかく、素人のアタシがこれを「負けたくない」なんて思うのは、単なる驕りでしかない。
やっぱりアタシには恋人とのことしかないのかな。
昨夜、彼に会いに行ったとき、こんな話をした。
アタシが訪れると、ちょうどテレビでK-1がやっていた。
「そういえば、今日試合する人、こないだ『あいのり』の最終回スペシャルに出てたで」
アタシは彼のそばに寄りながら、そう言った。
「お~、俺も観てしまったわ。みんなでジムに行ってたやつやろ? あいつ、今日の試合に出るん? えっと、誰やったっけな。俺もかつて対戦したんやけど……」
「なわけないやん!」
「そっか(笑)。……う~んと……」
彼はしばらく考えこむ。
出場者を知らないということは、K-1を観戦していたわけではないようだ。
たまたまついていただけなのだろう。
「ケータイで検索すればすぐに出てくるよ?」
「いや、何とか思い出したい……」
意地になる彼。
「……レミー・ボンヤスキー!!」
「あぁ、それや!」
アタシが同意すると、彼は満足げな顔をする。
「あ~、すっきりした!……でも『あいのり』、なんかあっけない終わり方やったな」
「ホンマにね~」
「最近、全然観てなかったから、こんなやつおったんやぁ、って感じやったわ」
「アタシも、最初のころはよく観てたんやけどな~。金ちゃんとか、めっちゃ覚えてる」
「おったな、そんなやつ!」
彼も、初期のころはよく観ていたらしい。
「俺もかつて旅したなぁ、ラブワゴン乗って」
「へ~、参加してたんやぁ(笑)」
「おう(笑)」
「そんな話、初耳やけど?(笑)」
「そう?(笑)」
もちろん、彼の冗談です(笑)
「でも、応募しようかって友達と冗談で言ってたわ、昔(笑)」
「そうなんや(笑)」
「“○○○(彼の名前) △△勤務”とか出てさ、俺がこう、振り向きざまにニッと笑うねん(笑)」
「あ~、オープニングのところでね」
「そうそう!」
想像すると笑える。
「でも、あんなん出たら、田舎では暮らせんわ。みんなにいろいろ言われるで、帰ってきてから」
「確かにね~。自分の心情とかも日記で明かされるわけやし、告白もみんなに観られてるしなぁ」
「いや、告白はある意味、男を上げると思うねん。ふられて帰ってきたとしてもな」
「あ~、そっか」
そんなことまでリアルに考えている彼がおかしい(笑)
「でも、あんなん参加せんでも、恋愛ぐらいできるって。だいたい、3人か4人しか選択肢ないわけやろ」
「そやなぁ」
「わざわざ外国なんて行かんでも、真実の愛はもっと近くにあると思うしな……」
そう言って、彼がギュッと抱きしめてきた。
なにこれ……?
また酔ってるんじゃないの?
ごまかそうとする反面、ドキドキするアタシ。
何も言えなくなってしまった――。
彼と付き合って8年目、アタシの20代は、彼に捧げたと言っても過言ではない。
でも、だからこそ、「彼を想う気持ちは誰にも負けない」とか、そんな軽い言葉は吐きたくない。
だけど、彼曰く、すぐに寝てしまう彼に、怒らず「寝ていいよ」と言うのはアタシだけだったらしい。
時間が合わなくて会えない日々が続いても、仕事でデートがドタキャンになっても、文句を言わず「頑張って」と送り出したのはアタシだけだったらしい。
彼のかわいいワガママをすべて受け入れたのはアタシだけだったらしい。
そっか、そんなことでいいんだ。
アタシは自分が“そうしたい”と思うことをしているだけ。
それで彼が心地よく思ってくれるのなら、こんな楽なことはない。
お互いが楽な関係。
それが彼の言う“真実の愛”なのだとしたら、アタシも自信を持てる。
彼が無理をせずに付き合えるような日々を、アタシも無理せずに与えてあげられる、それはきっと誰にも負けない、負けたくない、そう思った。