Losafumihalos Blog

見たら損します。


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ダブルデートというものが、あるじゃないですか。この世に存在するじゃないですか。街などでそういうふうな4人を見かけたりすれば、私などは「ああ、犬に食われてほしいなあ」などと思うのですが、「4人ともが犬に食われてほしいなあ」などと思うのですが、私もそれをしたことが、一度だけあります。なぜそんなことを突然思い出したのかというと、ただ思い出したのであって、思い出すということには理由がある場合とない場合があるということを、お前には思い出してほしいです。

あれは高校生のときだから、ちょうど私が学ランでブリヂストンを乗り回していたころの話です。クラスにおける私の地位は曖昧なもので、決してメインストリームではなかったのですが、メインストリームの中に私を気に入ってくれている友がいたおかげで、むちゃくちゃ楽しくはないがまずまずの楽しい思いをしておりました。期待のハードルが低いぶん、ちょっとしたことでチヤホヤされるようなそんな立場で、なんともチョロい人生だったように思います。

ところでそのころ、私にはメインストリームの友人以外にメインの友人(以下、メ)がいて、メは私と同じような陰気な雰囲気の持ち主でしたので、わりとすんなりと仲良くなったわけです。一緒に京都の古着屋に行ったりとか、アメ村の古着屋に行ったりとか、東心斎橋の古着屋に行ったりとかを、しました。不思議なことに古着屋に行ったほかのことがほぼ思い出せないので、あまり仲良くもなかったような気が、今、してきたけれど、メとは長い時間を一緒に過ごしたわけです。繰り返しになりますが、メは私と同じような陰気な雰囲気の持ち主でしたので、異性と言葉を交わすような場面は、私と同じくあまりなかったように思われますが、そんなメにある日、彼女ができました。なぜ突然メに彼女ができたのか。それもやはり忘れてしまったのですが、たしか同じクラスの女の子だったようにうっすらと思います。

メから突然ダブルデートに誘われたのは、メがメの彼女(以下、メカ)と付き合いだして間もない頃だったように憶えています。私に気のあるらしい女の子がいるらしいから、メとメカとその子と私で映画に行かないか、ということでした。私は私に気のあるらしい女の子(以下、ワキ)がいることが衝撃的だったので、「え?」と快諾しました。

当日はただ、映画を観るというだけが決まっていました。滋賀県の、今思うと早く潰れてしまえと思うような映画館で、ワキの選んだ、織田裕二が雪山で悶えるという内容の映画を見ました。そう、私がその映画で理解できたのは、織田裕二が雪山で悶えているらしいということだけでした。なぜかというと、おしっこが漏れそうだったからです。もう、漏れると思った。すごく思った。でも同時に、映画の途中で席を立ってはいけない気が、すごくした。雪山で悶える織田裕二を見ながら、ただただ尿意に悶絶していました。映画が終わった瞬間に得意の早歩き(私は早歩きが得意です)でトイレに向かい、用を足して帰ってくると、ワキに、体勢を何度も変えたりしていたが映画は退屈だっただろうか、という内容のことを不安そうな顔で尋ねられたので、あ、と思ったけれど、一瞬の計算でここは正直に尿意の件をなるだけ明るく伝えたほうが吉と判断し、その旨答えたら、ワキは安心していたようでした。

映画の後なにをするか、するべきかについて、メにもメカにもワキにも、そして私にも意見がなかったので、しばらく4人で、そういうことをするために生まれてきたみたいにあほみたいな顔をして黙って立ち尽くしたあと、私のこの上なく的確な提案「マクド行けへん?」により、マクドナルドに向かうことになりました。そして、ワキがウーロン茶にガムシロップを入れて飲んでみせ「これ、おいしいねんで!(ニカッ」と言い放ったところで、今まではっきりそう思うことを避けてきた答え、すなわち、「無い」という正解を、私は強く思ったのでした。終わりは突然、さようなら。
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