飲む抗がん剤TS-1を100から80に減薬してようやくワンクールが終わり二週間休薬です。
ガリガリに痩せた体に抗がん剤の副作用！
四週間良く頑張ったと思います。
足に力が入らず咳も良く出ていましたが、心配していた白血球の数値はそれほど低くなっていませんでした。
実は夫の肺にはガンだけではなく、肺気腫と非結核性抗酸菌症と言う人には移らない結核菌に良く似た菌が増えたり消えたりを繰り返しているそうです。
抗がん剤で免疫力が落ち、この菌が増える事を呼吸器内科の先生が心配していました。
いつも咳が出ているので気を付けてはいたのですが、昨日何となく顔色も悪く、咳がひどくて数日あまり眠れなかったそうです。
熱を測ると38度ありました。
酸素の値も89位しかありません。
すぐにガンセンターに電話をして先生の指示を仰ぎました。
家からガンセンターまでは車でも2時間半位かかります。
新幹線でも乗り継ぎの時間を入れても二時間はかかります。
近くの病院に受診したかったのですが、先生の指示でガンセンターまで来るように言われました。
ガンセンターに連絡したのが午後の一時半頃、私は目の手術をしてから車の運転が怖くなり東名など、とても走れません！
上の娘に連絡して会社を早退してもらいました。
娘も主人の病院の度に有給を使い、もう残っていません！
給料は減ってしまいますが仕方ありません！
主人も私も今は収入がないので二人の娘たちがかなり頑張って生活費を入れてくれています。
今さら言っても仕方ないのですが、結構フライドが高い主人は家族がいるのに自分のプライドだけで仕事を何度も変わり、本当に苦労させられました。
勉強が好きだった娘は大学に行くお金もなく、自分の力で奨学金を取り
外国語学部を卒業しました。
アパートを借りるお金もなかったので県内では一番英語力が付く大学に鈍行と自転車を使い片道二時間近くかけて四年間通いました。
今でも奨学金を返しながら、家に生活費を入れ最近は夜、晩ごはんが終わるとパソコンでファッションの記事を書く内職をしています。
親として本当に申し訳なく思います。
私も早く合うメガネを作り、職場に復帰したいと思っています。
ありがたい事に職場の人事から連絡を頂き、復帰出来るまでいつまでも待ってくれるそうです。
話がそれてしまいましたが娘が運転してガンセンターまで車で行く事にしました。
病院には夕方の５時過ぎに到着しました。
すぐに血液検査と胸部のレントゲンを撮り、結果が出るまで待合室にいましたが、もう患者は誰もいません。
掃除の人たちが待合室やフロアをきれいにしていました。
暫くして先生がドアを開けて顔を出してくれました。
遠くから申し訳なかったですねと先生か言って下さり検査の結果と診察で、心配していた無菌性抗酸菌症はまだ治療するほどではなく熱も解熱剤で下げましょうと言って下さり、又このような緊急時にガンセンターは遠いし、かといってこのまま地元の病院を受診したらレントゲンで見る限り肺炎で治療されてしまうので、連携出来る病院を探して情報提供してかかれる所を探しましょうと提案していただきました。
地元ではガンセンターに紹介して頂いた医療センターがあります。
早速先生が病院宛に手紙を書いて下さいました。
簡単な手紙なので、月曜日にこれまでの治療経過や今の症状を医療センター宛に送ってくれるそうです。
本当に親切な先生で心から感謝です。ありがとうございます。
こんど変わった症状が出たら先にガンセンターに連絡して先生の指示を仰ぎ、必要なら先生が地元の医療センターに電話をしてから受診すると言う事になりました。
もちろんメインの治療はガンセンターです。
でも緊急時に対応してもらえる病院があるのは本当に助かります。
解熱剤が効いて今日の主人は昨日より随分楽そうに見えます。
昨日ガンセンターで頂いた咳き止めが効いて夕べはグッスリ眠れたようです。
まずはひと安心です。
家族が命に関わる病気になると皆さんそうなるのかわかりませんが最近の私は気分も落ち込み常に頭がクラクラしています。
このままこの症状が続いたらどうしよう？寝込んでしまったらどうしよう？
主人より先に逝ったらどうしよう？
病院代もバカにならないし今の私はまだ働けないし、いつまでも娘たちに負担はかけられないし、心配ばかりです。
でもそんな心配を解ってるのかどうか、ノー天気でいる主人の顔を見ていると無性に腹が立つ時があります。
やっぱり私おかしいのかな？