2010.11.28 | ドブネズミの詩

2010.11.28

2010シーズン最終節。


アウェイでのMioびわこ戦。



この試合の結果に関わらずJ昇格の4位以内は確保


しかし、既知のとおりスタジアムの都合で昇格は事実上無い。


結果によって2位で終わるか3位で終わるか。


それを決めるためでしかない試合かもしれないが


それ以外の"何か"もきっとあると信じて会場に向かった。


もちろん26番の得点の可能性もあると信じて。


しかし試合にすら出る保証もない中


それでも「もしかしたら」を信じて・・・。







前半からバタバタした試合は先制点をあっさり許し


ゼルビアらしくないながらも


力ずくで相手を突き放す展開。



しかし、気づけば3-3と大味な試合となり


後半の頭からいよいよ登場した26番。



「まさか、そんな都合よく最終節で」と思いつつも


最大限の念をお送り続けた。




そして、まさかまさか。


エリア内で26番自身が倒されPK獲得。


本来なら木島が蹴っていたPKだが


このとき彼はなかなかエリア内から去ろうとしなかった。


そして言葉を交わした木島と26。



ボールを手にしたのは26番だった。




こんな申し分ない展開に


せっかくだからとデジカメを写真モードから動画モードに切り替えた。



そして液晶越しに覗いたそのボールは


・・・


・・・


「あっ」と


つい声が出たその瞬間


思わず録画停止ボタンを押していた・・・。





そんな最終節は3-4で終止符を打ち


ゼルビアは3位でシーズンを終えた。





試合後にうつむき加減でバスに向かう26。


そんな姿を観てなんて声をかければ良いか分からなかった。




次の試合があるわけじゃない。


来年もゼルビアに所属することを約束されたわけでもない。





バスに乗り込んだ後


彼はバスを降り挨拶に来てくれた・・・。


それでもなんて声を掛けるのが正解だったのか今でも分からない。


でも、本当に伝えたいことだけは言えた気がする。




人生を変える一撃こそ実現しなかったが


本当に観に行って良かった。







そして明日、2011.04.30。


あの時と同じスタジアム


同じ相手。




時は来た。




借りを返すべくいざ人生を変える一撃を!!





明日は会社から速報でその瞬間を待っています。