2010.05.09 | ドブネズミの詩

2010.05.09

静岡県は浜松市、都田サッカー場。


対Honda FC戦。





木島がスタメンに名を連ねず始まったこの試合。


立ちあがりに失点すると


何も出来ないまま前半を0-2で折り返した。



やはりHondaの壁は高かった


前半の時点で心の中ではそう思っていた・・・。


後半もこのまま何もさせてもらえず失点を重ねるのだろうかと。




しかし後半の頭から交代出場した斉藤広野が


いきなりドリブル突破でPKをもらい早々1点を返す。



さらに小川を投入しペースは完全にゼルビアのものになった。




前半とは別チームのような素晴らしい攻撃。


そんな圧倒し続けるゼルビアが3枚目にきったカード。


それが当時26番、現19番だった。





前半のチームの出来を考えても


相手がHondaということを考えても


精神的に消極的なプレーになりそうな状況の中


そんなことはお構いなし。


気持ち良さそうに楽しそうに


キレのあるシザースで相手ゴールを脅かす若者に


もの凄い爽快感と逞しさを感じた。




勝手に弱気になってた自分が渇を入れられているかのように


ガンガン攻めまくるその姿勢。


もしかして追いつけるかも


いや、逆転すら狙ってる。



そんな勇敢すぎるほどアグレッシブな姿勢に心を打たれた。



残念ながら圧倒した後半に2点目を奪うことは出来なかったが


負けた試合にも関わらず希望が持てた気がした。





そんな衝撃を受けた試合から


そろそろ1年が経とうとしている。



キレだけでなく美しさすら感じるその動き。


それを感じたのは自分だけじゃないはず。