MODEL:Wataru Hasegawa
PHOTO:Shinya yamaguchi
SHOES:Shinya yamaguchi × UNDERGROUND
OTHER:MODEL'S OWN
・専門学校の入学初日、指定された席に着くと、
となりに彼が座っていた。
その彼、長谷川渉は、
その教室の中にいる誰とも違う独特の雰囲気を持っていて、
なにより、ダントツでおしゃれだった。
ぼくはすぐに「こいつとはうまくやってけそうだ」と思い、
それから10年近く経ったいまも、
相変わらずの付き合いが続いている。
クラスの半分くらいはスタイリストを目指すその学校で、
ほとんどは夢半ばにそれぞれ別の道を歩んでいく中、彼は初志貫徹、
在学中からいまに至るまでスタイリスト一本で食っている。
(かく言うぼくも、スタイリスト志望で入ったはずが、
なんの因果か入学当初はじぶんとはいちばん縁遠いと思っていた
「ふぁっしょんでざいなー」に、いつの間にかなっていたり。)
同級生として、またひとりの男として、
ちょっと悔しいところはあるけれど、
その生き様は素直にカッコいいと認めざるを得ない。
もうだいぶ長いことやっているし、その間いろんな経験もして、
いい加減10代のころの情熱なんて冷めてもよさそうなものなのに、
この男の洋服を見るときの目つきたるや、
まったくそんな精神的な衰えを感じさせない。
むしろ齢を重ねるごとに燃え上がってる感さえあったり。
それを如実に物語るのが、彼自身のスタイル。
他人に洋服を着せるのがスタイリストの仕事だけど、
彼はいつ会っても相変わらず完璧なスタイリングで、
隙というものがない。
まったく頭がさがるぜ。
・いまは雑誌を中心に、
ミュージシャンやタレント、アーティストなど、
メンズ・レディス問わず、
幅広く仕事を引き受けているとのこと。
とくに最近は仕事が増えて回らなくなってきたらしく、
しょっちゅうヒィヒィ言ってるので、
根性のあるスタイリスト志望者は、ぜひ彼にご一報を。
(いちばん上のローマ字表記の名前をクリックすると、
彼のツイッターに飛びます。)
ちなみにレディスが増えてきたので、
できれば女の子を希望とのこと。
Shinya yamaguchi × UNDERGROUND "Jhonny" B Goode
http://shinyayamaguchi.jp/sy2013aw-02bkw/
シンヤヤマグチ