ADIDAS THE KOBE (BLK) -SOLE No.51 | メンズファッション大革命
アディダス ザ・コービー (黒)

メンズファッション大革命

この時のアディダスは、デザインそのものが持つ、
純粋な力を信じていた。


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漆黒のボディが放つ、鋭い美しさ。


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そろそろ、再評価されてもいい頃合いだ。



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そのシェルトゥ は、伝統と革新の象徴である(削れちゃってるけれど…)。


・このシューズを初めて目にした時の衝撃は、
 いわく形容しがたいものであった。

 独特の素材で仕上げられた、
 スポーツシューズとは思えない直線的なシルエットは、
 いまだにまったく色褪せることがない。

 そのあまりの凄さに、なにがなんでも手に入れるしかない
 と思ってしまったシューズ…それがこの、
 アディダスのザ・コービーである。


・名前が示すとおり、このシューズは当代一のNBAのスーパースター、
 コービー・ブライアント のシグネチャーモデルである。

 もともとサッカーの分野では右に出る者のいない、
 不動のポジションを確立していたアディダスだが、
 往年の名選手、カリーム・アブドゥル・ジャバー 以来、
 バスケットの分野ではこれといったスター選手を抱え込めないでいた。

 そんなアディダスが、バスケットカテゴリーでの市場拡大を狙い、
 その旗手として白羽の矢を立てたのが、
 高校からNBAへのアーリーエントリーを宣言した、
 若きコービー・ブライアント、その人である。


・早くからマイケル・ジョーダンの後継者と目され、
 ジョーダン本人もそれを公言していたコービーには、
 当然のようにシグネチャーモデルが用意される。

 最初は、本人のイニシャルと背番号を組み合わせた「KB8」
 シリーズが用意され、これが1、2、3まで、
 一年ごとに新しいデザインのモデルがリリースされた。

 (ごく初期には、「EQ.エレベーション」というモデルも着用した。)

 KB8シリーズは、90年代後期のアディダスらしい、
 トルションシステムやアディプリンを搭載した、
 全体的に丸っこい可愛らしいデザインだったのに対し、
 KB8 3の次に「THE KOBE」と名を改めてリリースされたこの新作は、
 徹底して無駄が省かれた、直線的でシャープなデザインを採用していた。

 横から見た時のシルエットが車のように見えたとしたら、
 あなたはなかなかの洞察力を持っているんじゃないかとお察しする。

 たしか、アウディかどこかの、なんとかという車が
 デザインモチーフになっていたはずである。

 筆者は極端に乗物に対する興味が薄い(むしろ嫌い)ので、
 残念ながら忘れてしまったけれど…。


・このロボットの足のような幾何学的とも言える造形は、
 明らかに、ナイキを模倣・追随した意匠ではなく、
 すべてのスニーカーファンに賛否両論を持って迎えられることになった。

 そして筆者は前述のごとく、大絶賛を持って迎え、
 購入し、そして実際にプレイ用として愛用していた。

 前足部の屈曲性がどうだ、フィット感がどうだとか、
 そんなことは、この靴にとっては瑣末な問題に過ぎない。

 バスケットにおける見た目のカッコよさは、
 時にプレイ時に相手に与えるプレッシャーまで、
 左右してしまうものだからだ。

 (もちろん、それなりの実力が伴って初めて…ではあるけれども。)


・とは言っても、よほどスニーカーに造詣の深い人物でなければ、
 触手が伸びないシューズであることは事実だと思う。

 …が、世の中にはよほどそういったものをあえて好む、
 特殊な人種が多いのか、「CRAZY 1」と名前を変えて最近、
 (ごく一部にとって)待望の復刻を果たした。

 名前が変わっているのは、
 アディダスからナイキに鞍替えしたコービーを、
 アディダスが痛切にディスっている…ということらしい。

 まぁ気持ちは分からんではないけれど、
 大の大人であり大企業が、
 仮にも正規の製品の名前でそんな仕返しをしなくても…

 このあまりにも堂々とした陰湿さに、
 ドイツ人特有のナチっこさ…あぁ違った、
 ねちっこさを感じてしまう。

 実力があるだけになおさら、有名人はツライですね。

 (ちなみにKB8も、「CRAZY 8」として復刻されている。)


・あくまで個人的な偏った感想だけれど、
 ナイキに移ってからのコービーのシグネチャー、
 AIR ZOOM KOBEシリーズ(現在4まで発売)には、
 ほとんどなんの魅力も感じない。

 00年代後半に入ってからのナイキは、
 アディダスやプーマが次々にデザイナーとのコラボラインを発表し、
 市場を拡大しようとしているのに対して、
 さらに「スポーツブランド」という、
 自らの原点に立ち返ろうとしているように見受けられる。

 テクノロジーは面白いし、実際に履き心地もいいのだけれど…

 それでも、やっぱりデザインってのは、
 ある種の「力」でもあるわけですよ。

 いや、コレはほんとに。


・最近になって、原宿や高円寺周辺の古着屋さんなんかで、
 このTHE KOBEや、後継機の「THE KOBE TWO」
 の中古が置かれていたりするけど、今になってようやく、
 ストリートがこのシューズのデザインに
 追いついたんじゃないかという気がする。

 最初に違和感があるくらいのデザインなりテーマでなければ、
 普遍的な魅力を獲得することは、なかなかどうして難しい。

 いまだに、この一足のシューズから教わることは多い。


シンヤヤマグチ



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