NIKE AIR MAX LEATHER SC (WH/RE/GR) -SOLE No.37 | メンズファッション大革命
ナイキ エア マックス レザー SC (白/赤/灰)

「シューズの向こう側が透けて見える」


機能性以前に、その衝撃的なビジュアルが
シューズ業界に残した足跡は、あまりに大きい。


そう…この初代エアマックスは、「エア」を初めて
外から目で確認することを可能にしたのである。


ファーストカラーのこの鮮烈なは、このシューズの先進性を雄弁に物語っている。


「トム、赤いシューズは売れないんだ。」

時は1987年。

ある小売店のバイヤーは、ナイキの当時の販促担当者に向かって、
このシューズを手にして開口一番、そう言った。

70年代のアメリカにおける一大ランニングブームを
ジャンプ台に、ナイキは急激ともいえる成長を遂げた。

しかし80年代中期、ランニングに代わって突如台頭してきた、
フィットネスブームに対応できず…大苦戦を強いられたナイキ。

そんな最中…起死回生を狙って極秘裏に開発していた、
「ビジブル・エア(見えるエア)」を初めて搭載した、
頼みの綱とも呼べる一足に対しての
小売店の反応は…上のようなものだった。

彼ら小売店は、その新しいシューズのどう見ても
斬新な機能には目もくれず…
「色付きのランニングシューズは売れない」
という定説のもとに、バッサリと
切り捨ててしまうのである。

異端児は、どこの世界でも、最初は簡単に
撥ね退けられてしまうものだ。

しかし、小売店とのたゆまぬ交渉(説得)と、なにより
実際に履いたランナーからの評判により、結果的に
この「初代エア・マックス(通称エアマックスⅠ)」は大ヒット!

同年にリリースされた「エア・トレーナー」と共に、
ナイキの救世主ともいえる存在になった。

これによりナイキは、一時リーボックに奪われていた
全米ナンバーワンシェアの地位を奪取し、
以降、現在に至るまでナイキはこの地位を
他ブランドに明け渡したことは…ない。




「わたし、スニーカーって…光って見えるんです!」-広末涼子

どんな商品であれ、最初のアイディアやコンセプトを
具現化するためには、「デザイン」というプロセスが必要である。

言い換えれば、アイディアやコンセプトなくしては、
「デザイナー」という肩書きは意味を持たないのである。

建築家からシューズデザイナーに転身した
ティンカー・ハットフィールドは、恐らく世界でも
5本の指に入る、実力と名声を
兼ね備えたシューズデザイナーである。

この名前はクツ好きでなくても知っているかもしれないが、
彼の代表作はなんと言っても、エアジョーダン3以降の、
エアジョーダンシリーズである。

(ちなみに彼が手がけたエアジョーダンは3~14、
そして最新の23、ということになっている。)

しかし、なにを隠そう…この初代エアマックスも、ナイキに
招き入れられたばかりの、彼の手によるデザインなのだ。

彼がこのエアマックスの開発に当たって与えられた
命題(コンセプト)は、「既成概念を打破する、
画期的なプロダクトの開発」
であった。

そのために彼は、85年ごろから開発が
進められていたビジブルエアを、このエアマックスに
搭載することを考えるわけだが…

これは見た目のインパクトと同時に、着地時に膨張するエアを、
外側に逃がすことで、より高い衝撃吸収性と
反発性をもたらすという機能も兼ね備えたものだった。

そのアイディアは見事に実を結び、ティンカー・ハットフィールドは、
のちに押しも押されぬスターデザイナーとなっていき、
現在では世界中のシューズマニア、あるいはエアジョーダンファンに、
崇拝されるまでの存在になっている。

彼が残した初代エアマックスはのちにシリーズ化され、
89年に、より軽量化を図った「エアマックスライト」が、
90年には三代目の「エアマックス3(通称エアマックス90)」と
リリースされ、「エアマックス」は、ナイキの枠を超えた…
業界を代表するプロダクトへと成長を続けていくのである。

その後、エアマックス95 で絶頂期を向かえるが、
現在でも「エアマックス」を冠するモデルは、
進化を繰り返しながら…続々とリリースされ続けている。

シューズを愛する者にとって「エアマックス」という単語と、
それを表すプロダクトは、そのまま、夢や希望、輝かしい未来…

そういった、キラキラするものすべてを示す存在であり、
ストリートのキッズ達にとっての、
暗い足元を照らす、灯台のような存在なのである。


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