REEBOK THE QUESTION MID (WHITE/RED) -SOLE No.24 | メンズファッション大革命

リーボック ザ クエスチョン ミッド (白/赤)

R」「e」「e」「b」「o」「k」…で、リーボック☆



ミッドソールの窓から覗くのは、リーボックの

衝撃吸収システム「ヘキサライト」



カカト上部のマークは頭文字の「Q」がモチーフ。

「3」はもちろん「彼」の背番号。むふ。


つま先はシューグーで補修(笑)


"Only the strong survive." -強い者だけが、生き残る。

「成りあがり」という言葉がある。

ご存知、永ちゃんこと矢沢永吉氏の名言及び著書だが、
これをアメリカで言う「アメリカンドリーム」を
和訳したものだとすれば、その言語表現の巧みさには、
ただただ脱帽するばかりである。

いまやNBAのスター中のスターとなったアレン・アイバーソンという
選手がいるが、彼の生い立ち~現在の名声・成功を振り返るとき、
「アメリカンドリーム」という小ぎれいな響きより、
むしろこの、永ちゃんの「成りあがり」の方がしっくりくる気がする。

彼の生い立ちに関しては、ティンバーランドのイエローブーツ
の項で触れているので割愛する。

とにかく、大学を二年で中退し、NBAにアーリーエントリーを
決めた彼の前に、スポンサーとして唯一名乗り出たのが
リーボックだった。そしてそんな彼のために、
リーボックが初めて用意したシューズこそが、このクエスチョンである。

高校時代、バスケットとアメフトの両方で州の
最優秀選手に選ばれるほどの、
ズバ抜けたポテンシャルを秘めていたアイバーソン。

しかしその反面、問題行動や周囲とのトラブルも絶えず…
ついに警察沙汰の事件を起こし、その首謀者と見なされてしまった彼。

(この事件に関しては諸説があるが、
本人は頑として関与を拒否している)

そんな彼を欲しがる大学は当然皆無だったが、
母親の必至の働きかけもあり、名門ジョージタウン大学へ、
やっとの思いで進学を決める。

そして名将、ジョン・トンプソンのもとでさらに
才能を開花させたアイバーソンは、
前述の通りNBAへの早期チャレンジを試みる。

誰の目から見ても、将来有望なことは分かりきっている
アイバーソンだが、その反面のリスクを恐れてか、
この時も彼との契約に乗り出したのはリーボックのみ。

(しかしこの時のリーボックの決断は、大英断だったと言える)

リーボックも当然、そうした周囲の目やアイバーソンの
将来性を疑問視する声は意識していた。

よって、完成したシューズに冠された名前は、アイバーソンのニックネーム
「The Answer(答え)」を逆手に取った「Question(疑問)」だった。

彼はその自分の初めてのシグネチャーシューズを
手にしたとき、震えるほどに感動したという。

(幼いときから、友人とその日が来る夢を語り合っていたらしい)

あらゆる「疑問」を身にまとい、コート上で次々「答え」を
出していったアイバーソン。

(例えば、デビューゲームから5試合連続で40得点以上を
記録したルーキー選手は、未だに彼だけだ)

そして同期にコービー・ブライアントレイ・アレンなど、
やはりのちのスーパースターとなる選手が
勢ぞろいしていたにも関わらず、彼らを引き離す
活躍ぶりで、新人王を獲得した。

(ちなみに、コービーは父親もNBA選手だったりする血統書付きだ)

翌シーズンから、彼が着用するシューズには晴れて
「The Answer」というネーミングが採用され、
以降最新(2008年2月現在)の「The Answer 11」まで、
毎年新しいデザインでリリースされている。

リーボックとしてはこの「The Answer」シリーズを、

ナイキのエアジョーダン と同じレベルにまで

成長させる目論みだったと思われる。

が、度重なるアイバーソン自身の故障による不出場などが災いしてか、
そこまでの影響力を及ぼすまでには、残念ながら至っていない。

しかしそれでも、彼のプレイスタイルを尊敬し、
彼の一挙手一投足を見守ってきた僕や、僕と同世代のファンにとっては、
十分にエアジョーダン と並ぶ神々しいオーラを放っていると思う。

実際に僕個人としては、この「Question」はエアジョーダン1
まったく同列に並ぶ、とても重要なシューズの一つである。




"What Would Jesus Do?" -神はこんなとき、どうするか?

前回 「なるべく誰でも一度は見たことがあるシューズ」から
登場させると言ったばかりなのに、
いきなり個人的思い入れの強いモデルを登場させてしまった…。

おそらくバスケットに詳しい人でもない限り知らないでしょうが、
まぁ例外ってことで、ひとつ(笑)

このクエスチョンにしてもアンサーシリーズにしても、
本気でバスケットをするときに履く人が多いからか、
ストリートで見かけることはほぼ皆無。

(僕は両方で履いてますが)

アイバーソンがストリートやキッズに与えた影響は、
シューズよりむしろコーンロウなどのヘアスタイルや、
俗に「WWJD」と呼ばれる、手首に巻く1センチほどのナイロンバンドの
大流行などに見られたと言っていいでしょう。

(WWJDの意味は上の通り。ご存知でしたでしょうか?)

愚直なバスケット少年である思春期に…
モロに彼の影響を受けた僕は、後年(今から一年ほど前)、
ようやく全頭のコーンロウを達成したのでした(笑)

(その前は腰に届くほどのロンゲ→全頭コーンロウ→
金髪モヒカンと…実にバリエーションに富んだ
ヘアスタイル履歴。今は多少、落ち着きましたが…笑)

そんな彼は自分の身体に直接、自分の信念なりポリシーを
刻んでしまったりしますが、最初の小見出し
"Only the strong survive." は、
まさに彼の人生そのものを示すタトゥー。

(たびたび、シューズのデザインにも取り入れられる)

男の子は、強く…ならなきゃね。
チョコレートもらえないくらいで泣くようじゃ、
彼に笑われちゃうもんね…。

ぐすっ…


(※筆者注 この記事は2008年2月14日に

作成されたものを、再編集したものです)

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