ナイキ エア ジョーダン 1 オリジナル (黒/赤)
「一番最初にできたもの」というのは、往々にして、
その物事の本質が凝縮されている。
バスケットボールの神、マイケル・ジョーダンの…
この初シグネチャーモデルで言うならそれは…
「それでいて高貴な佇まい」といったところか。
今日のスニーカーの隆盛は始まったと言っていいだろう。
僕は、クツが大好きです。
「クツ」と名の付くものすべてにタダならぬ興味があるのですが、
特にスニーカーに対する愛情と情熱は、ちょっと他の人には
理解できない種類のものかも知れません…。
スニーカーに本格的に興味を持つようになったきっかけは
(プロフィールにも書きましたが)、ちょうど物心つくくらいのときに、
エアマックス95
による、史上空前のナイキを中心にした
スニーカーブームに直撃してしまったことでしょう。
そんな経験があるので、僕の中で「ナイキ」というブランドと、
そのスニーカーはやはり特別な存在であると言わざるを得ません。
そんなナイキに対する思い入れは、追々、
この「クツバカ」
で明かしていくとしまして…。
この「クツバカ」
は、単に僕のコレクションを披露するだけでなく、
僕がどんなところから影響を受けて、「Long Tall "Sally"
」につながっていったのか、
なんてことも感じ取ってもらえたらなと思っています!
それだけに、しょっぱなの今回は「これぞ!」という
一足を紹介したいなと思います!
で、コレ。
ナイキ エア・ジョーダン1 オリジナル(黒/赤)
です!
ご存知、バスケットの神様マイケル・ジョーダンの
初代シグネチャー(契約により特定の選手の名前を冠した)モデル。
ですが、いろんな意味で…僕にとって基本の一足と言っても、
過言ではありません(笑)
理由はいくつかあります。
まずスニーカーカルチャーにとって最も欠かせないカテゴリーの一つであり、
僕のコレクションの中でも特別なエアジョーダンシリーズが、
ここから始まったということ。
そして最新(2007年12月時点)の「エア・ジョーダン22」から遡ること22年、
1985年に作られたエア・ジョーダン1と、現在22才の僕はちょうど同い年…。
1985年という年にはこのAJ1を始め、ダンク
やターミネーターなどなど、
ナイキビンテージスニーカーの傑作が生まれた記念すべき年なわけですが、
そんな時代に、その後スニーカー界に革命を起こす(?)僕も生まれていたと(笑)
ちょっと都合のいい解釈ですが(笑)
またバスケットをしていた僕にとっては、スラムダンクの主人公・桜木花道が
履いていたということも大きかったり…。
ちなみにコレはUS13インチの30センチ
(僕の普段のサイズはUS10の28センチなんですが)
なので、まさに花道が履いてたのと同じという、
変態的なこだわりもあったり(笑)
花道はコレを100円で買ってましたが…
ビンテージキックスの王様と言われるだけあって、未だに中古でも
4~5万円くらい、デッドだと15万前後くらいが相場でしょうか。
箱付きデッドだと…(笑)
※注 デッド=デッドストック
古いけども一度も使用していない新古品のこと。
箱付きデッドはボックスに入った状態で残っている新品なので、
コレクターの間では最も価値が高い!
ただこのカラーは、同じくインラインで出た白/赤/黒と同じく、
ジョーダン1の中では最もポピュラーなカラーなので、
探すのはそんなに難しくありません。
現在も続々とニューカラーが復刻されてるジョーダン1ですが、
この定番カラーはやっぱりすごく全体のバランスがいいですね。
今はバッシュとしてはなんてことない色の組み合わせですが、
当時はこれでもかなり斬新なカラーリングで、NBAの規範に違反してる
ってことでジョーダンは罰金を払い続けながらコレを履いていたという…。
また、それを逆手に取った
「NBAはこれをノーと言ったが、アナタがコレを履くのは自由です」
ってゆう、ナイキのコピーはあまりに有名ですね。
あ、いま思いついた!
「周りの人がなんと言おうが、
アナタがハイヒールやスカートを履くのは自由です」
ってどうでしょう?(笑)
でもコレって、実は一番言いたいことかも。
まぁとにかく、こんなナイキの常にアンチでありながら、
シニカルなウィットに富んだ独自のスタンスは、
すごく好きです。
僕がナイキにこれだけ惹かれて、シンパシーを感じるのは、
そんな部分が非常に大きいのかもしれません!
こんな感じで、徐々にではありますが、僕のコレクションを通して、
サリー
に対する…もっと大きく言えば「履き物」に対する僕の情熱、
価値観をお伝えしていきたいと思います。
明日は早くも、僕がサリー
を作るキッカケにもなった、
あまりに衝撃的なあの一足が…!?
乞うご期待(笑)
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