14億円ATM不正引き出し、管理甘い日本狙い撃ちか
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全国各地にあるコンビニの現金自動預け払い機(ATM)で、
偽造クレジットカードが一斉に使われ、現金約14億円が不正に引き出された事件で、
専門家はATMのネットワーク管理が甘い日本が狙われたとみている。
同事件に詳しい人物によると、犯行は22日朝、セブンイレブンのATMで、
南アフリカのスタンダード銀行<SBKJ.J>の偽造クレジットカードが使われた。
わずか3時間ほどの間に実行された取引は計1万4000回に上り、
約14億円が不正に引き出された。
「(南アフリカの)周辺国で同カードを利用していれば、
スタンダード銀の不正分析ソフトに引っかかり、引き出しはできなかった」と、
前出の金融ITコンサルタントは話した。
同様に、大半のアフリカ諸国、東欧、中東、中央アジア、
ロシアでも現金を引き出せなかったと、同コンサルタントは付け加えた。
一方、日本は、犯罪率の低さや、銀行のATMの大半が外国のカードを受け入れないことから
リスクが低いとみられていると専門家は話す。
日本は比較的孤立した状態にあることから、長い間、
犯罪組織やサイバー犯罪グループのターゲットにはなっていなかったが、
それは変わりつつある。にもかかわらず、対策が追い付いていないという。
「このような不正に対処する経験が浅く、監視し、不正を探知し、
対応するといった点で後れを取っている」と、ストレージ(外部記憶装置)メーカー、
EMC<EMC.N>のセキュリティー部門RSAでアジア太平洋地域のサイバー犯罪を
専門とするスティーブン・マコンビー氏は指摘した。
セブンイレブン銀行がターゲットにされたのが、理解できました。
海外クレジットカードの受け入れが可能になっているのにかかわらず、
セキュリティがしっかり出来ていないのが問題なのですね。
この賠償責任はどこにあるのでしょうか?
南アフリカの銀行であるのは間違いがありませんが、
セブンイレブン銀行の責任も大いにあるような気がしませんか
便利を優先して、セキュリティが甘いシステムを構築したのですから、
責任がゼロとはいいがたい気がしますよね。
どうなる事やら。