どうする?シミ ~レーザー治療 | ぴっころと愉快な仲間たち
※このシリーズのインデックスはこちら
-----
シミにはどうやって対処するのがいいのか、まだ結論は出ていません。

とりあえず、ここまで調べたことをまとめながら、考えてみます。

まず、人気のあるシミ対策ベスト3を検証します。

レーザー

ハイドロキノン

ピーリング(とイボコロリ)

イボコロリでシミが消えるとは初耳でしたが、割と有名な民間療法(?)のようです。

レーザー治療は皮膚科、美容外科、形成外科などで受けられます。

レーザーを照射すると、色素のある部分(=シミ)だけを焼くことができるのです。

人工的に軽いヤケドを起こし、新しい表皮を再生させることでシミを消すという原理です。

ケガやヤケドから皮膚が再生する仕組みは、以前、湿潤治療の話のところで解説しました。

>傷によって毛穴が露出すると、毛穴の表皮細胞が一斉に動き回って、増殖を始め、表皮が再生されていくのです。

なぜ傷を乾かしてはいけないのか(新しい美肌理論14)|ぴっころと愉快な仲間たち
こんなところでヤケドとつながるとは思いませんでした(^o^;)

具体的にどんな治療をするのかは、ある皮膚科のHPにあった説明が分かりやすかったので、紹介します。


治療効果が完全に現れるには1~3ヶ月、長ければ6ヶ月ほどかかります。
決してレーザーを照射した途端に、シミが跡形もなく消えるわけではありません。

また、照射直後は油がはねたような感じで少し赤くはれます。
その後、茶色いかさぶたができますが、かさぶたの色はシミより濃くなるので照射前より目だちます。

このかさぶたは3~7日できれいにはがれますが、その後炎症後色素沈着により、シミはいったん濃くなります。

そして、1~3ヵ月ぐらいかけて徐々に薄くなっていきます。

これが一般的なレーザーの治療経過です。

効果の少ない場合これを繰り返しますが、複数回照射しても最終的に薄いシミやまだらなシミが残ることもあります。

つまり、レーザー治療はシミを完全に消し去る治療というよりも、薄くして目立たなくする治療と考えていただいた方がよいかもしれません。


ネットで体験談を読んでみると、いったんは薄くなったものの、その後、再発したという人も多かったです。

シミの原因を元から断つわけではなく、表面に現れたシミを取るだけなので、再発するのも当然といえます。

シミの原因を作っているのは、表皮の一番下の「基底層」にある「メラノサイト」です。

※画像は「シミ・ソバカスの原因はメラノサイトです」より 
http://dermedbihaku.js-freedom.com/genin.html

肌に紫外線が当たったり、ストレスを受けると、メラノサイトがメラニン色素を作るのです。

レーザー治療の刺激も大きなストレスになり得ます。

シミのでき方については、またあらためてまとめますね。

中にはかえって濃くなったという人もいました。

軽いヤケドで弱った肌に紫外線を浴びると、そうなってもおかしくありません。

先ほどの皮膚科のサイトには「治療後、半年間は紫外線を浴びないように心がけて」とありますが、これを守るのはなかなか難しいのではないでしょうか。

【私の結論】
・レーザーでシミが薄くなったとしても、再発の可能性が高い。