ヤケドの対処法(新しい美肌理論17) | ぴっころと愉快な仲間たち
※このシリーズのインデックスはこちら
-----
ヤケドの時に気をつけることを書いてみます。

前々回の記事にも書いたように、最初に3-5分間、冷やします。

【水ぶくれができていたら】

水ぶくれが小さい場合(目安は5センチ以下)は破って、水ぶくれの表面の膜を取り除いてから、ワセリンを塗ったラップなどで覆います。

水ぶくれは切っても痛くないそうです。

ラップ交換の時に、新たな水ぶくれができていたら、また除去します。

交換の時に周りの皮膚の汗などをふき取るところは外傷と同じです。

水ぶくれが大きい場合(目安は5センチ超)は病院に行ったほうがいいようです。

湿潤治療をしている病院のリストはこちら。

各種リスト|新しい創傷治療
湿潤治療をしていない大きな病院では、軽症のヤケドでも「植皮が必要」と言われるケースが多いようです。

植皮とは、おしりとか内ももとか目立たない所の皮膚を患部に移植することです。

できれば、したくないですよね

【低温ヤケドは病院へ】

意外とやっかいなのが、低温ヤケドです。

湯たんぽやホットカーペットに長時間、肌が触れ続けることで起こります。

その問題点は、最初はたいしたことがないように見えて、時間の経過とともにヤケドが深くなることにあります。

後から重傷化する理由は、夏井先生の推察によると、

遠火でじっくり焼かれることによって、まず皮膚の下にある皮下脂肪が壊死してしまいます。

その結果、皮下脂肪の中を通っている動脈がふさがって、皮膚に血液が届けられなくなってしまい、やがて、皮膚も壊死するらしいのです。

皮膚移植しても、その皮膚が壊死してしまうこともあります。

低温ヤケドをしたら、病院に行くしかありませんが、医師にとっても治療は難しいそうです。

詳しく知りたい人は夏井先生の記事を読んでみてください

低温熱傷はなぜ深くなるのか?|新しい創傷治療
http://www.wound-treatment.jp/wound151.htm

【ティファール電気ケトルは危険

ティファールの電気ケトルは倒れると、お湯がこぼれてしまうので、子供が誤って倒したことによるヤケドが多発しているそうです。

日本製の電気ポットは、転倒しても、お湯がこぼれないように工夫されています。

豊岡先生は「電気ポットは電磁波が強いので、使わないほうがいい」と言っているので、わが家では昔ながらのやかんでお湯を沸かしています。

ティファール社製電気ケトルによる熱傷例のまとめ|新しい創傷治療
http://www.wound-treatment.jp/next/case/446.htm