私はこれを書いている時点で民主党代表選の結果を知りません。
それどころか、両院議員総会も始まっておりません。
しかし、鳩山代表が誕生していることを信じております。
鳩山代表が誕生したのであれば、勝利の余韻に浸っている暇はなくまず第一に岡田支持の議員たちとの関係修復に手をつけなければなりません。
票数が競っていればいるほど、亀裂は大きく修復はやっかいです。
できれば鳩山氏が圧勝であれば傷も浅いのですが、そうもいかないでしょう。
民主党にとって本戦はこれからであり、敵は自公政権および既得権を手放そうとしない反改革派の連中です。
戦いには「天の時、地の利、人の和」が重要であり、「天の時」については、解散権を総理が持っている以上、確実に民主党に利する選挙にするのは難しいでしょう。
従って最低限「地の利、人の和」だけは押さえる必要があります。
「人の和」は、まずは党内。
さらには友党との和を継承し、一方で自公の和に手を突っ込みかき乱さなければなりません。
(小沢氏が得意とするところでしょうか?)
ここまでは、鳩山氏なら上手くやるでしょう。
そして、「地の利」。
おそらく、鳩山代表になれば、情報発信戦が激化します。
これまでの流れから言うと「鳩山は小沢の傀儡」といったネガティブキャンペーンが続くことは確実でそれ以外にも様々な情報操作が予想されます。
その豪雨のような情報捜査を掻い潜って直ちに布石を打っていかなければなりません。
例えば、官僚支配や企業団体献金の弊害を滔々と喧伝していかなくてはなりません。
具体的に何をターゲットにすべきかは、私などが語るよりも「プロ」の分析を見ていただいた方が手っ取り早いでしょう。
植草一秀氏のブログ『植草一秀の『知られざる真実』』中の『民主党次期代表が掲げねばならない五大公約 』に詳しくあります。
植草氏の考えでは、①「企業献金全面禁止」、②「天下り根絶」、③「消費税大増税阻止」が公約に掲げるべき最低条件であるとされております。
私もほぼ同意見です。
これらは自公政権では絶対できないことであり国民にも分かりやすい話であることから大変有効であると思います。
他2点については、効果の有無によって前面に出すか否かの戦術を変えていきます。
他にも考えるべきことはあるでしょうが、それもケースバイケースで。
企業献金や天下りの弊害を喧伝することにより地の利を作り上げます。
徹底的に悪弊害の情報を集め大々的に発信していかなければなりません。
地の利があれば、総選挙の際には「これができるのは民主党だけである」と言うだけで事足りる…とまで簡単ではないものの少々戦いやすくはなることでしょう。
これだけでは足りません。
以上のことは、総選挙に向けた大戦略中の枝葉の部分にすぎません。
私などであってもこの程度は読めますから、おそらく自公、民主双方ではすでに様々な作戦が考えられているのでしょう。
双方がどのような戦略に出るか注視していきたいと思います。
重要な部分は省略しておりますが、興味がある方はご自身で考えてみてください。
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おそらく、代表選が終われば小沢氏のことはみな忘却の彼方でしょうが、小沢氏秘書が一切の逮捕理由が無いにも関わらず逮捕され、マスコミと検察によって小沢氏が辞任に追い込まれたという事実だけは忘れてはならないと思います。
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(結局機械で数えるんかい。)
たった今出ました。
鳩山由紀夫代表誕生です。
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急いでいたから、ちょくちょく間違ってました。