『当社通常基準価格より下取り最大１５万円アップ！！』
地元の車屋さんのチラシに書いてたコピーです。
『最大○○円値引きします』
『最大○○%割引します』
車の下取り、家電屋さんの広告なんかでよく見るコピーですね。
僕は、こういうので最大の値引きをしてもらった経験がありません。
一度もありません。
上記の広告にも条件がいろいろ書かれてあり、購入車両が対象のものなら
その車種に応じて１０万、５万、３万円引き。
それプラス、走行距離、年式によって５万、３万、２万円引き、
走り過ぎて値引き無しのどれかです。
なので最低だと５万円引きです。
コピーに書いてある額のたった３分の１。
でも、実際には５万円しか値引きしてくれなくても
コピーのインパクトはちゃんと１５万円MAX値引き状態と同じ様にあるんです。
アイドマの法則でいう初っ端のAttentionですね。
ここが大事。
５万円しか値引きできない人にもウソをつくこと無く１５万円値引きを打ち出せる。
本来の３倍のインパクトを与えられます。
とにかくどのくらい興味をひけるかが重要。
経験ある人も多いと思いますが
こういうのはだいたい最低ランクの値引きになっちゃいます。
最大どころではなく一番低い額です。
基本的に高い値引きをしてもらうための条件ってのは厳しいですからね。
結局表示通りの値引きしてくれないとかズルい...
とか思われるリスクもあります。
それでも最高額でコピーを打ち出した方が効果が高まります。
長い目で見たとしてもです。
お客さんは、最低額であっても値引きしてくれた事実に満足してくれます。
してくれないより、してくれた方が良い。
そして、見て聞いて知ってもらうにはインパクトの強いコピーが良いです。
５万より１５万の方が魅力的。
まず気付いてもらえきゃ意味ないですからね。
ん？なになに？？ほー！！
今回は、ん？の話でした。
様々な条件を作って『最大50%OFF』みたいに
出来るだけ大きい数字を使ったコピーとキャンペーンの構成を考えてみてください。
で、こんなん出来たよーってメール送ってくださいね。
イラストレーターにはあんまり関係のない話↓
上記の広告では、購入価格の値引きではなく、下取り価格をアップしているところがさらに良いです。
A.車両価格８０万円、下取り価格０円
B.車両価格１００万円、下取り価格２０万円
このような場合、Bの方がお得に感じやすい傾向があります。
自分の愛用してたモノを高く買い取ってくれるのは確かに嬉しい。
でも同じ値段なのに脳って不思議だなー。