以前「ドロップシャドウ等の効果について」でも書きましたが、Illustratorでは、様々な効果を使えます。
その効果は、「アピアランスを分割」という作業をするまでは、見かけ上の効果となっています。
例えば、文字にドロップシャドウの効果をつけた場合、Illustratorの画面上では、文字にドロップシャドウがかかって見えていますが、データ上は、「文字のデータ」が在って、その文字にドロップシャドウをかけて見えるように命令している状態です。
これは、とても便利な機能で、文字を書き換えても、書き換えた文字のドロップシャドウが付きますし、ドロップシャドウの効果のかかり方も、調整が効きます。
「A」の文字に
「タテヨコ2mmずつずらした位置でドロップシャドウをかける」
文字サイズを大きくしてみましょう。
「タテヨコ2mmずつずらした位置でドロップシャドウをかける」命令ですので、文字が大きくなっても影は2mmずつしかズレてないです。
文字を回転させてみましょう。
「タテヨコ2mmずつずらした位置でドロップシャドウをかける」命令ですので、文字が回転しても影は2mmずつしかズレてないです。
デザインを決定するまでは、とても便利な機能ですが・・・
ロコプリでは、名刺印刷の際、一枚の用紙に10枚分の名刺画像を並べて（面付けという作業です）その後、裁断しているのですが、縦型の名刺の場合、面付けは、横に90°倒して並べることになります▼
ここでも、「タテヨコ2mmずつずらした位置でドロップシャドウをかける」命令のままだと、90°回転した「A」に対して「タテヨコ2mmずつずらした位置でドロップシャドウをかける」命令をかけることになります。
これを避ける為には、「A」の文字に「タテヨコ2mmずつずらした位置でドロップシャドウをかける」ではなく、「Aの文字にタテヨコ2mmずつずらした位置でドロップシャドウがかかったオブジェクト」にする必要があります。
やり方は簡単で、対象オブジェクトを選択して、
▲画面上部メニューバーから
オブジェクト
↓
アピアランスを分割
と進みます
これだけです！！
見た目は同じですが「アピアランスを分割」した「A」です。
回転させてみましょう。
ちゃんと、影も同じく回転していますね！！
一度「アピアランスを分割」すると、効果のかかり方を編集出来なくなってしまいますので、実行する場合は、デザインが決定してからをお勧めします！
「アピアランスを分割」してから文字を変更しても・・・
こうなりますので！！
ドロップシャドウに限らず、効果を使用した場合は、拡大・縮小・回転等何らかの際に影響を受けることがあります。
思わぬ結果にならないように、 効果を使用したら、アピアランスを分割してください！！
◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
デザインテンプレート名刺も！
速い！スピード名刺 激安名刺印刷 グラフィックデザインの
コモンセンスデザイン
〒530-0043 大阪市北区天満4-4-10 神前ビル105
TEL/FAX：06-6585-0820
-----------------------------------------
データ入稿型WEBサイト
ロコプリ
URL : http://locopri.com/
◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
