【山口】下関市豊北町のバラ園「司ガーデン」(中司武敏社長)が、1週間以上水なしで新鮮な色を保つバラ“コーティングローズ”を商品化した。洋服に付ける生花などの装飾品コサージュなどに最適で、卒業・入学シーズンに向け人気が集まりそうだ。

 薬品会社からもらった薬をヒントに、中司社長が考案。その薬品にバラを漬けてコーティングするという。花の表面に薄い膜を張ることで水分の蒸発を防ぐ。これで季節に関係なく、7日~約10日間枯れることはない。

 花びらを脱色させ、油性スプレーなどで着色し直すプリザーブドフラワーとは異なり、色落ちせず、花本来の色を生かせる。バラ約50品種、カーネーション3品種で成功した。

 商品化は中司社長が「結婚式の2次会までコサージュがもたない」と知人から聞いたのがきっかけだった。他品種の花にも応用できるといい、中司社長は「地産地消につながります」と意気込む。

 今月末にも下関合同花市場へ出荷する。販売店など問い合わせは下関合同花市場(083・231・3031)へ。【尾垣和幸】

〔下関版〕

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