虹色のガラス

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「・・・んっ・・」


何度も角度を変えてキョーコを味わうように蓮が唇を動かす。
キョーコはどうすることもできず、蓮のキスに翻弄されながら鈍くなっていく頭で考え事をしていた。

どういうつもり・・なんだろう・・・・


このまま全てを蓮に奪われそうでキョーコは不安になった。
一度でも蓮の心を手に入れてしまったなら、私は二度と誰とも恋ができなくなってしまう。
ショータローの時よりもさらにひどい喪失感


それに耐えられるほどまだ私は大人ではない・・


「つ、・・・つるがさん・・や・・だ、ダメです・・ダメなんです・・やめて・・ください」
泣き出しそうなキョーコの声に、蓮は我に返った。


「ご、ごめん・・・自分の想いばかりを君に押し付けてしまって・・でも、本当に君のことが好きなんだ・・これは・・本当だよ・・」
じっと見つめる熱い視線にキョーコはドキドキとして顔をまっすぐに見られなかった。


「あ、・・あの・・ありがとうございます。・・で、でも敦賀さんの気持ちには・・・こたえ・・られないんです・・・・だから・・手を・・」
放してくださいの一言がどうしても言えず、キョーコは寂しそうに微笑んだ。


辛そうに顔をゆがませた蓮をみて心がズキズキと痛む。


今、自分にできる最後の防御


「つるがさん・・?」


頬に添えられていた手がキョーコの頬をそっと離れる
互いのぬくもりが離れると苦しいほどの喪失感にやり場のない想いだけが募った。


「最上さん・・・・どうすれば、君を手に入れることができるんだ?」
無様だと思いながらも蓮はキョーコへの想いが止められなかった。


「こんなに・・好きなのに・・君を大切にする・・・・だから俺にチャンスをもらえないだろうか」

その言葉にキョーコの心は一瞬喜びが広がった。だが、何度も見た現実を思い出すとどうしても頷くことができなかった。


「・・ご・・めんなさい・・・・」
キョーコは涙がポロポロ零れ落ちるのを卑怯だと思いながらも止めることもできず、蓮はただ茫然とキョーコを見つめていた。


「・・・・どうすれば、君は・・俺を好きになってくれるんだ?」


キョーコはその言葉に答えることができなかった。
すでに蓮のことを好きになってしまった自分が、付き合って数週間後に今までの彼女たちのように別れることができるとは思えなかった。


・・・好きだから・・
だから・・あなたとは付き合えないんです・・・


そう心の中でつぶやきながらキョーコは首を横振ると、寂しそうに微笑んで蓮を見つめた。

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