面の事務所には 日本人に恨みを持っているのか?と


思うくらいに 理解のない 係長が居た。



窓口の係りの人が しっかりしていれば 問題はないのだけど


新米さんが 担当に付く場合が 多いようだし


また 外国人 相手の場合は 件数も少なく 慣れていなかったりして 


事が進まないと 後ろの係長を 呼んだり


自らが 出てくるから 達が悪い。



名前の登録を 漢字ハングル読みから


本来の発音の ハングル読みに変えれるようになったときも


すったもんだした事件があったと 前に 書いたことかあるかな。


とにかく このおやじ 書類の手続き(名前の変更)に来ているのに


日本人が 日本人のままで ここに住むのが おかしい


韓国籍に 変えて来いとか 訳の分からない事をいう人だった。


もちろん ここで やりあったところで 事は進まないと


市庁まで行って 結局 泣きついたのだ。



市庁から 面の事務所に 書類を 送付してもらって


業務命令みたいな形で やってきたから 仕方なく処理してくれたのだ。


そのときに 電話を 1本 くれて 


さすがに そのときは 丁寧な言葉で 対応をしてくれていたけど


その後も 結局 あまり 進展は 感じれなかった。


私も 相当頭に来ていたので 夫に話して 


対応が悪いって 文句言ってよと 言ったら


本当に 電話してくれたみたいで・・・・


溝を掘ったかな?と 感じてしまった。



私と 一緒に そのとき 出向いた姉妹は


ここに来るよりも 市内に出るほうが 近いので


そっちで 書類を引き出すから ここには もう 来ないと 言っていた。


書類を 引き出す場合は どこでも 可能だけれど


内容自体を 変更する場合は 他ではできないのだ!


そういうときは 夫にしてもらうと 彼女は 憤慨していた。 





今では ネットで ある程度の書類は 引き出せるのだが


直接出向いて 外国人登録証を 提示した場合に限り


欄外に 私の名前も 記載してもらえるようになったので 


やはり 窓口に出向くしかない。


窓口の おねえちゃんも 今では 要領を得てくれたので 苦にならなくなった。



そんな 昨日のことである。


また 夫の新しい会社に 提出する 書類を 準備しなくては


いけなくなって 出向くことになってしまった。


園の仕事の 帰り道 急いで 駆けつけた。


途中 面事務所の前を 通るというのは なんともありがたいことだ。


事務所の中では もうすぐ 仕事も終わる~~という 雰囲気ではあったけど


まだ 間に合ったという感じだった。



ふう~~と 安心して 周りを 見回していたとき


奥の 係長と 目が合ってしまった。



しかし 驚いたのは ここからだ。


目が合うと同時に?


係長は 椅子から 少し立ち上がって


こちらに向かって 挨拶をされたのだ。



私は びっくりした。


・・・・私のことを 見ていたのか??


まあ 閉まる間際に飛び込んでくるのは どこの どいつだろう?くらいには


見るかもしれないけど。



でも その対応に 私は 正直 驚いた。


そして 単純に 喜んだ。


こんなことは 初めてだと。



思わず 気分を 良くした私は


じゃあ 帰り際にも おねえちゃんに お礼を言って


奥の 係長にも 一言 挨拶をして 帰ろうと 心に決めた。



そんで 「どうも・・・」と 奥の方に 顔を向けて お辞儀をすると 


これまた 待っていたかのように


椅子から 腰を上げて 丁寧に 挨拶をされたのだ。



きつねに つままれたみたいだった。



そして 私は 単純に 単純に 喜んでいた。


私が 構えて 行かなかったのが よかったのか?


何が一体 あったのか?


それだけは 不思議だけど。



挨拶 一つで こんなに 気分が良くなれるなんて。


やっぱり 挨拶は 基本ね。


そして 私は 超~単純?




「お金なくても ただで 相手を 幸せな気持ちにして あげれるから


挨拶は しっかりしなさいね~


なんて 子供や 2世たちにも 言ってきたけど・・・ 本当ね。