こんにちは
相変わらず、PCの調子が悪くてやりづらいのがちょっと難点なんですが、
まめに更新しております。
最近、バロンは腎不全のことばかり綴ってますよね。
1年前に緊急入院してからそちらばかりに目がいっていて、
肝心の脳炎のこと、ずいぶんと放置したままになってました
おかげさまで、見た目には脳炎の進行を疑うような症状がなかったから、
呑気に忘れていられただけですが、いよいよそうもいっていられなくなってきました。
今日は、久しぶりに脳炎のことを書こうと思います。
バロンが壊死性白質脳炎と診断されたのが4年前の2月でした。
「いつどうなるかわらない、今日元気でも明日の朝には旅立っている可能性もある。
そのつもりでいて下さい。」なんて怖い宣告を受けて半べそかいてたっけ。
そもそも脳炎と分かるまでに8か月もかかてしまっていて、
あの頃は、もっと早く分かっていればと凄く後悔しました。
当時、パグ脳炎で効果が認められたということで、アトピカによる治療法を勧められ、
ステロイドは炎症症状が見られたときのみに一時的に使う形で長年治療を続けてきました。
バロンの脳炎の炎症個所は中脳です。
よって、肉体的な症状よりは中枢神経系に作用していくといわれていたので、
見た目にはどこも問題ないように見えていたんだと思います。
アトピカは3年10か月続けました。
でも、去年の11月に腎臓病の悪化でなのか、アトピカを服用すると嘔吐するようになったので、
症状も落ち着いていることだし、このまま休薬して様子をみましょうということになりました。
それからいろいろあって、今は漢方薬による治療を行っていました。
治療方法についてはまた、後ほど詳しく書きたいと思っていますが、
脳炎も免疫不全と考えて、免疫学的治療で回復を目指すはずでした。
とりあえず、長期にわたって服用したアトピカの影響で偏ってしまった免疫バランスを戻し、
そこからインターフェロンで遺伝学的に修復してしまおうという、
私にとってはとっても画期的な治療を行う矢先に、バロンが体調を崩してしまったわけです。
前の記事で、最近水を飲む時、違和感を感じると書いたと思いますが、
今思えば思い当たる節がしばしばあったんですよね。
月曜日に補液を入れてもらい、火曜日、水曜日と吐き気は飲み薬で対応し、
水を飲んでいたので補液を受けませんでした。
病院の先生方は、自力で飲めておしっこさえ出ていれば補液はいいとおっしゃいます。
心臓病も持ち合わせているバロンとしては、あまり過度に水ばかりは入れたくないんですよね。
その点は先生も同じだったので、様子を見ながら通院ってことになっていたのですが、
昨日は、水を飲もうとしているけどあまり飲めていないようだし、
たくさん飲むとはずみでまた吐いてしまうので、シリンジを使って与えていました。
毎晩、2時間おきにトイレに行っていたバロン。
それが昨夜に限って朝4時になってもしなかったそうです。
これって脱水してるんじゃ!?
心配になり、まずはポカリを希釈してシリンジで飲ませてみました。
一気には飲めないので、時間をおいて何度か繰り返します。
その甲斐あってか、7時でようやくおしっこが出てひと安心
でもちょっと心配なので、補液を入れてもらいに病院へ行ってきたんです。
明け方から気になる動きはしてたけど、「まさかねぇ」ってどこかで否定したい自分もいて。
ちゃんと看てあげてなかったなと後悔しています。
診察に入った途端に、先生に「神経症状が出始めててちょっとまずいね。」と
言われてしまいました
数日前から、顎が上下にガクガクとしていたり、体がふらついていたり。
思い返せばいくらでも思い当たる症状が出てたんですよね。
でも、ぜーんぶ、脳炎ではなく腎不全による栄養失調のせいとか、筋力の低下のせいとか、
下手したら尿毒症の始まりかも・・・なんて思ってたんです。
ひどい見当違いでした。
ある種の現実逃避??
今日は補液の他に、炎症を抑えるために急遽、ステロイドを注射してもらいました。
インターフェロン治療も急いで開始になりました。
うまく脳炎に効いてくれるよう、願うばかりです。
ちなみに、パグ脳炎では実績ありの治療法なんですよ
帰ってきてから、しばらくは興奮状態でふらつきもひどく、旋回もひどくなり、
息も荒くなってきて、このまま乗り越えられるのか?とすごく不安でしたが、
今はようやく落ち着いて眠ってくれています。
後は、おしっこさえ出てくれれば問題なく・・・ないわけではないけれども、
それなりに落ち着いてくれるのではないかと、相変わらずの楽観視です。
朝、7時におしっこしてスッキリしたバロン。
このときは、まだふらつきながらも自力歩行可能でしっかりしてました。
旋回に疲れてやっと一休み。
体がかなり小さくなりました。
着る毛布もワンサイズ小さいんです。
現在の体重、着る毛布込みで2.1キロです。
時折、寝ぼけているのか、うなされているのか、しんどいからか。
ワンって鳴くんです。
ここしばらく、鳴き声さえ聴いてなかったんですよね。
いい方向へ行ってくれるように、ただただ祈るばかりです。