司法試験コース(Staatsexamen)のJeちゃんと久しぶりに再会。

Jeちゃんは、1セメ向けの授業(Vorlesung)には出ないで、演習(Übung)だけに参加して期末試験(Abschlussklausur)を受けるので、今期、なかなか会う機会がなかった。


彼女は、少しでも早く卒業したいので、今期、民法I、刑法I、公法I、民法物権、行政法Iの計5科目の期末試験を受ける予定だった。しかし、物権法は難しくて、


「物権法は私には無理、来学期、家族法を受けることにする。」


と言っていた。物権法の教授は、学内でも厳しい評価をつける教授として有名。


最初のセメスターはとにかく合格すればいいので、18ポイント中、4以上の成績が貰えればいいらしい。


彼女は、夏学期は、民法II、公法II、ローマ法、すべて5で合格した。


ドイツ人学生でも、厳しい、司法試験コース。基本的に8セメまたは9セメで、一回目の司法試験(Die Erste juristische Prüfung)を受験する。受験回数が決まっているので、棄権する学生もいるので、10セメ、11セメ生もいるらしい。




Jeちゃんと同じ2セメで、シリアからの留学生にも、ばったり遭遇。


彼は夏学期にJeちゃん同様、3つの科目を受けて、すべて2の成績だったから、合格しなかったんだとか。今回、3つ受けて、また結果が悪ければ、BWL(経営経済学)に学部変更する予定なんだとか。LL.M.コースに変更したかったらしいのですが、彼は母国で法学部を卒業していないので、入学許可申請要件を満たしていない為、BWLに変更することにしたそうです。




留学生にとって、ドイツ法を理解する前に、ドイツ語力がネックになるようです。


ドイツで法律を学ぶ場合、DSH3かTestDafでTDN5が必要なのでは?と思う、今日この頃。