【ページ説明】
今回の記事は、英単語を紹介するシリーズのその204です。
「premise」の語源、同語言語(admit)、関連知識(FTTP(Fiber To The Premises))、名言(コフィー・アナン)などを載せています。
【サイト内の全索引】
【フレーズ】
a major premise 【大前提】
“Eulercircles”
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【メモ/語源】
「premise」の語源は、ラテン語の「praemittere(前に送る)」です。
「前に(before)」を意味する「prae-」と「送る(send)」を意味する「mittō」から成っています。
「前に送る」⇒「前に置かれた[述べられた]もの」 という意から、現在の「premise(前提)」の意味につながっています。
【語源⇒意味】
premise (名)/ˈprɛmɪs/ (動) [英] /prɪˈmaɪz/ [米] /ˈprɛmɪs/
= prae- 「前(before)」+ mittō 「送る(send)」
⇒ 『前に送る、前に置かれた[述べられた]もの』
⇒ 『[名] ①前提/根拠 ②《複数形で》家屋/敷地』
『[動] 《他》 ~を前提とする[前置きとして述べる] 』
【同語源語】
admit
= ad- 「~に(to)」+ mittō 「送る/行かせる(send)」
⇒ 『~に送る、~に行く[入る]のを許す』
⇒ 『[動] 《他》 ①~に入ることを許す/~を入れる ②~を認める ③~を収容できる』
⇒ 『[動] 《自》 ①余地がある/許す ②入ることを可能にする/通じる ③認める/自白する』
【関連知識①(Wikipedia)】
論理学における前提
“前提 (premise) とは、推論の出発点となる命題のことをいい、結論の対義語である。アリストテレスの三段論法では、大前提 (major premise) に一般的な原理、小前提 (minor premise) に個別の事実を置き、そこから新たに導出される命題を結論と呼ぶ。”
(「前提」『ウィキペディア日本語版』 - 2015年8月4日 (火) 02:08 - 変更履歴)
【関連知識②】
FTTP(英:Fiber To The Premises)
premisesは「敷地」の意。光ファイバーを伝送路として利用者の敷地まで引き込んで、高速かつ安定した通信を可能にするサービス。各家庭につなぐ場合、あるいはサービスの総称を指す場合はFTTH(Fiber To The Home)と呼ばれる。
【Quotes/名言】
“Knowledge is power. Information is liberating. Education is the premise of progress, in every society, in every family.” ー コフィー・アナン(1938-2018、第7代国際連合事務総長)
(知識は力である。情報は自由に存在している。教育は進歩の前提である。これらは、あらゆる社会、あらゆる家庭において言えることである)
“Kofi Annan 2012 (cropped)”
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