AVerMeriaブース  COMPUTEX TAIPEI 2012でTWTC Nangangに出展したAVerMedia Technologies(以下,AVerMedia)は,PCI Express x1接続のゲーマー向けビデオキャプチャカード「Live Gamer HD」「Game Broadcaster HD」を公開した。いずれも「ゲームプレイ映像の配信用カード」として,各種配信ソフトとの組み合わせが想定された製品となっている。  Live Gamer HDはHDMI入力に対応し,ハードウェアエンコーダを搭載するモデル,Game Broadcaster HDはHDMIおよびD-Sub 15ピンのアナログRGB入力に対応し,ソフトウェアエンコード仕様となるモデルである,rmt。 Live Gamer HDはHDMI入出力とアナログサウンド入出力を搭載し,映像と音声の同時キャプチャに対応。Game Broadcaster HDはHDMIとD-Sub 15ピンの入力のみが用意されており,スルー出力や音声入力は非対応だ(※HDMIも映像入力のみに対応)。音声をいっしょに録音したい場合は,別途サウンドデバイスを用意する必要がある Live Gamer HD カバーが取り付けられており,ハードウェアエンコーダの詳細は窺い知れない  7月下旬に日本を含む世界市場で発売予定となっており,北米市場におけるメーカー想定売価が220ドル前後になるというLive Gamer HDは,基本的にPCでの利用が想定されたキャプチャカードだ。グラフィックスカードのHDMI出力をLive Gamer HDへ入力すると,H.264ハードウェアエンコーダが配信用のトランスコードを行うため,CPUリソースを使うことなく,1台のPC上でゲーム画面のキャプチャが可能になる。  「基本的に」と書いたのは,HDMI入力できればキャプチャできるためで,Xbox 360からのHDMI入力も当然受けられる。ゲーム用のキャプチャカードとしては,ドラゴンクエスト10 RMT,PC&Xbox 360対応と紹介したほうが正しいだろう。  製品ボックスには,USB接続となる「録画ボタン」が同梱されており,いちいちマウスなどで操作せずとも,1回押すとキャプチャ開始,もう1回押すと終了といった形で簡単に利用できる。 Live Gamer HDに付属のUSB接続型録画ボタン(左)。大きなボタンが1つだけ用意されるという,分かりやすいインタフェースだ
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