。  そう考えてみると,本作に見られるステルスアクション的な演出は,スプリンターセルシリーズのそれを彷彿とさせる。人によっては,クリスチャン?ベイル演ずるブルース?ウェインとマイケル?アイアンサイド演ずるサム?フィッシャーがオーバーラップする……かも,ダークブラッド RMT!?  ゲームの基本は,パンチ&キック+様々なガジェットを使った戦闘だが,映画同様に素顔のブルースが修行するシーンも入っているし,ニンジャ軍団とバトルも含まれている。それより何より,映画と同じようにゲームでも,キャラクターの人間臭さが描かれているのが嬉しい。これだけ大御所の俳優達がこぞって参加しているだけあって,映画を観た後でプレイすれば,その臨場感も一層増すことだろう。  個人的に気に入っているシーンは,バットモービルを駆使してのパトカーやヘリコプターとのチェイス。ニトロを使って加速した時の感覚や,パトカーが執拗に追っかけてくるところなどは,映画さながらの完成度だ。この手のゲームにおけるチェイスシーンは,おまけのミニゲーム的な位置づけのものも少なくないが,本作に限っては良い意味で無駄に作り込まれている,aion RMT。このあたりは,ぜひ多くの人に体験してもらいたいところだ。  と,ここまでベタ褒めしてみたものの,最後に苦言も呈しておきたい。それは,日本語版がリリースされなかったことだ! BATMANゲーム史上どころか,シネゲー史上にも残るほどの出来を誇る作品なのに,どうして日本のエレクトロニック?アーツは発売してくれなかったのだろうか。日本語吹き替えとまでは言わないので,せめて日本語字幕版だけでも今から発売してくれないかなぁ……。  個人的には,ダークナイトの興行成績が残念なことに日本ではいまいちだったこともショックだが,バットマン?ビギンズのゲームが日本で発売されなかったことのほうがショックだった。やっぱり日本人とバットマンの相性が悪いってことなんだろうか。面白いのにね。 ドブ漬けゲームスープレックス(17) アーケード 「北派少林 飛龍の拳」(日本ゲーム)  中学時代,ゲームセンターで遊んでいたフェイバリットゲームは,テクノスジャパンの「エキサイティング?アワー」と日本ゲーム(現カルチャーブレーン)の「北派少林 飛龍の拳」だった。そのことを知っているアーケード基盤マニアの友人から先日,「ジャンク基盤を大量に入手したんだけど,その中に飛龍の拳があったから遊んでみるかい?」と連絡が入った
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