本日より3日間、「ふくし交流プラザ」にて、「バリアフリーフェスティバル2011(第10回高知福祉機器展)」が開催されています。
「うぇるぱ高知」さんと「高知県社会福祉協議会」の共催で、今年で10年目を迎えます。
単なる機器の展示ではなく、障害を持った方の悩みごとや困ったことの相談に応え、
専門職向けのセミナーを開催し高知の介護全体のレベルアップを図ったり、
多くの人の交流・つながりの場になり、情報提供・情報交換が行われたり・・・。
最初はスタッフわずか17名(協力メーカー30社)で、メーカーさんからも「高知で展示会?」「人を集められるのか?」と言われる中で一件一件お願いし、心ある人たちに支えられてのスタートだったようです。
(ちなみに昨年は、協力メーカー112社、来場者2400人、スタッフ130名&ボランティア120名の大イベントにまでなってきています。)
10年間「高知の介護を少しでも良くしたい」と一生懸命取り組んでこられた「うぇるぱ高知」さんの努力に頭が下がります。
入場無料ですので、みなさんどうぞお越し下さい!
以下、「うぇるぱ高知」さんが関係者の方に配ったパンフの文章を転載します!
「おかげさまで高知福祉機器展、第10回を迎えることができました。
交通の便も悪く、情報やモノの流通も悪い。
人口もどんどん減り、高齢化率の高さは全国3位、そんな田舎の高知県。
都会の機器展に行って講習会に参加して、そのたびに感じたことがありました。
高知で生まれたから・・・高知で障害を持ったから・・・高知で年を取ったから・・・
あきらめないといけないことがたくさんあったり、不安になったり・・・
そんな想いをしなければいけないのは何とかしたい。
大好きな高知県。ここに生まれて良かった。ここで育って良かった。ここで年をとって良かった。誰もがそう思える県にしたい。
そんな想いから立ち上げた実行委員会。そんな想いで開催した機器展。
モノを紹介したかっただけではなく、みんなのニーズを解決したかった。
田舎だけど、人口は少ないけど、たくさんの人に高知を良くするためのサポートを頂きたい。
私たちの頑張りや力だけでは、今の現状は何も解決できない。
情報が流れてくる、流通が良くなる、みんなが足を運びたくなる。
そんな高知県にしたい!しなければいけない!
そんな想いで開催しました。
あっという間の10年でした。
少しづつですが、高知県は確実に変わってきていると感じています。
メーカーの皆さま、講師の方々、サポートして下さった皆さまのおかげです。
これから本当に頑張らないといけないのは私たち、地元の人間です。
自分たちのできること、しなければいけないことを見失わず、いつまでも皆さまが高知に足を運びたくなるような、サポートをしてきてよかったと思っていただけるような、そんな高知県にしていくことが必要だと考えています。
そんな高知県にするためにも、10年たった今、
新たなスタートラインに立って、一人ひとりが自分のあり方を考えながら
進みたいと考えています。
まだまだ未熟な私たちですが、これからも、ご指導、ご協力をよろしくお願いいたします。
どうぞこれからも、高知を、私たちを育てる力を貸してください。
心から感謝をこめて
2011年6月4日 高知福祉機器展実行委員一同」