2014年秋のテーブルコーディネートのトレンド、秋とアジアンの食空間 | Living with food +

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まいにちのごはん、まいにちのテーブル。
季節の野菜、花。
ステキなモノ、コト、ヒト、フォト、コトバ。

土曜日の塩貝起志子先生のシーズナルテーブルコーディネートレッスン。

レッスンの写真やお料理、お花の写真ははこちらに書きましたが、
教えていただいたこの秋のトレンドと、秋、アジアンの食空間の特徴をまとめました。


★今年の秋の流行★
色数は少なく大人っぽく。

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 1トーンカラー: 2014春夏はバイカラー(2色)が流行、秋以降はワントーンへ
 
ミックスマッチ:異素材のミックス ~ただの寄せ集めにしない
 デイリー過ぎずフォーマルすぎない演出

 コーディネートのコツ

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  ・ニュアンスのあるグラデーションがおすすめ (色め、質感、素材感など)
    ~色のグラデーションはやりやすくてわかりやすいが、安易な印象になることも
  ・メタリックを意識して入れる(上質な感じ、光を入れる)
  ・流行りのものを入れる。(たいこ皿、台皿など)→Talking goods(テーブルでの話題)にもつながる


★秋の食空間の特徴★
色:たくさんの色をのせてもOKな季節。
  いちばんテーブルコーディネートのバリエーションを出しやすい季節。

秋の自然界の色を参考に
  葉:緑~黄~赤~茶(枯葉)
  実:緑~赤~茶、緑~プラム~黒
  柿や紅葉:オレンジ
  銀杏:芥子色~黄金色~茶色


★アジアの食空間の特徴★
 ☆東洋文化と西洋文化が混ざっている
  基本カジュアル(宮廷料理以外)

 ☆天然素材を多様
  バンブー、ウッド、水牛、木の皮、藤
  シェル細工(東南アジア)、ビーズ細工(インド)
  西洋のシルバー、東洋の真ちゅう、金、アルミ(インド)、ブラス(鉄)

 ☆ファブリックも多様
  織物、タイシルク
  洋服に使われる素材がテーブルにも転用
  ※ 模様の布を使う場合は、ベタベタのアジアンにならないよう注意
   (例えば、ジムトンプソンのような上品なものがテーブル向き)

 ☆リーフ(葉)を使う
 モンステラなどの大きな葉は、お皿かわりや、マットにも。
 (元々は衛生面の目的もあった)

 ☆食器
  ・ワンプレート中心(27cm以上)
  ・中国・韓国は小皿文化)
  ・西洋の皿文化に対し、東洋は鉢(ボウル)文化

 ☆カトラリー
  ・ナイフ:基本はなし
  ・箸: 麺を食べる国は箸必須。(中国、韓国、ベトナムなど)
     箸先が太くて長い国は、みんなでつついて食べる料理
     韓国は縦置き。ステンレスの箸は強い匂いが付かないようにするため。
     皿の上に置き、箸置きは使わない国が多い
  ・スプーン: 中華はれんげ、韓国は丸スプーン (器の形状で変わる)

 ☆お料理の色が鮮やかで、食材の色も多い
  ※より美味しそうに見せるのは、テーブルの役割だが、「柔らかく見せる」目的も。

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 ☆調理器具やスパイスのバリエーションも多い
  トッピングを別にする提案
   →テーブルをよりにぎやかに見せる、辛さなど好みの調整、楽しさの演出に



フードやその食空間というのは、その国の文化をとても表しているんだなぁ~と、
しみじみ感じるとともに、色があふれる秋を楽しみたくて、wkwkするレッスンでした♪