新作に向けて、小さいマケット(雛形)を作りました。
新しい作品は、蛇を噛んだ般若とヤギの悪魔バフォメットになります。
画像は検討、検証用に作ったもので、じっさいの作品は両方ライフサイズになります。
般若は前回のプレーンな物より、刺青などからのインスピレーション等も盛り込んで、自分なりの物を作ってみたい気持ちがあったので、もう一体作ってみたいと思いました。
蛇を噛んだものは能面以外の般若の表現ではよく見かけるモチーフだと思いますが、人間の頭大の大きさで立体化されたものはあまり無かったのではないでしょうか。
実際に形にして行く中で造形的な面白さを新しく発見できそうな気がしています。
因みにこんな感じでNSPで彫刻します。
ツールは先輩から頂いた物、自作の物など、
後、市販のケーパーツールなどです。
自作の物はギターの弦やノコギリの刃を適当なパイプに突っ込んだ物です。
土台になっているのは硬質発泡ウレタンの芯にラテックスを塗ったもので、
粘土が芯に食いつくように塗っています。
NSPは炊飯器であたためながら使います。
逆にディティールなどは冷却スプレーで冷やして造作したりします。
同じく、バフォメットのヒナ型です。
作品はボア(毛)を貼り込み、剥製的な表現となります。
本当に居たらこんなものだろうという大きさと表限度で作りますので、
頭も馬よりは少し小さいぐらい、結構な迫力になりそうです。
バフォメットもハロウィンマスク等のものはありますが、
シリアスな出来の物は無さそうだったので作りたかった物です。
ヤギの剥製なんかもなかなかカッコイイものがありますが、
バフォメットと言うには少し小さいし、ヤギはヤギですし・・・
野生種のカッコイイヤギやヒツジはどうしようもなく高価で
とても手が出ません汗。
つまり、自分で欲しかったので作るというのも多分にあります^^汗。
先ずは般若から
また、彫刻が出来たらアップいたします。
麻生