2014年12月12日(金)赤口

(すみません、ちょっと忙しく更新できなかったので、遡って更新します。)

今日は、12月12日、昔の通信簿で、1212のことをアヒルの行進、などと言われ、それにはならないようにがんばっていたことを思い出しました。笑いそんな今日は、今年の漢字を発表する日だったようです。今年の漢字は、税、だそうです。遡ると、2013年「輪」2012年「金」2011年「絆」2010年「暑」2009年「新」2008年「変」2007年「偽」2006年「命」2005年「愛」2004年「災」2003年「虎」2002年「帰」2001年「戦」2000年「金」1999年「末」1998年「毒」1997年「倒」1996年「食」1995年「震」だそうです。これらの漢字を並べてみると、なんとなくではありますが、近年はより現実的な漢字が選出されているような気がします。(なんとなくですので、、、あしからず。)

最近は、情報社会さることながら、金融社会に陥っていることを指摘しています。すべてが金勘定で進められる。今回の税に関しても、お金がらみ。一昨年の金も、金メダルもあるのですが、やはり税や生活保護に係るお金がらみで選出されている。先進国家日本が、未だに成熟国家に進めない大きな理由として、大局的な見地が醸成されていないことの表れのような気がします。今年は、それが顕著になってきた。貧富の格差、富の再分配どころか、富の一極集中の形。しかも、その一極は、ほんの一握りのところ。今回、選挙に出るような政治家の人たちは、その恩恵に与る形。また、大企業の経営者もその形。残念ながら、お忘れのようです。アメリカのビッグ3が傾いたとき、司法当局にお呼びがかかったそのビッグ3の経営層は、プライベートジェットで訪れたり、数億円の報酬を得ていたことを。そこで働いていた人は、経営悪化を理由に解雇になり、家を失っていた人が多かったことを。世界中の富豪と言われる人は、汗して働くことを経験したことがない人が多いので、その立場の人たちの気持ちがわからない状況にあることを。

今、まさにその貧富の差がどんどん拡がっていることを感じます。しかし、我が国日本では、沈黙は金、とばかりに、何の文句も言わない。そのために、成熟国家に進めないことも、あまり気付かない。個人的にではありますが、成熟国家に進むには、国民ひとりひとりが成熟することにあるような気がします。(実は、若年層は、情報社会の中で、静かに成熟に向かっているような気もしますが、、、あしからず。)さて、今週日曜日には、政治家選出の選挙があります。密かにではありますが、今回の選挙は、その日本の方向性を決定づけるような大切な選挙になるような気がしています。世の風潮は、今のままの形を求めているような気もしますが、ここでそれがひっくり返るようなら、さすが日本人、となるような気もしますが、さてはて。今年も残りわずか。来年はいい年になっていってほしいものだなーと、密かに思うのでした。。。