2014年8月9日(土)友引

久しぶりの東京だが,最近の東京ではカプセルホテルを拠点に動いている
もう少し若かりし頃は,カプセルホテルなど泊まるべきところではない,と思っていたのだが,最近は結構満足に使わせていただいている

さて,なぜカプセルホテルが満足かというと,その圧倒的価格の安さである。今回2泊しているのだが,2泊で5千円ほどである。(それほど安くないところもあるだろうが,,,あしからず。。。)満足を考える上で,個人的によく考えることなのだが,目的に沿った形で機能分類を行った上で考えることにしている。その目的に沿った形での機能分類なのだが,今回の東京旅行の目的は,日中のあらゆる行事をこなした上で,寝られればいい,というのが,今回の基準となる考え。そのため,大きな部屋が提供されるホテルや,ましてや景色がきれいなホテルなどというのは,この機能分類からはオーバースペックになる。そこに費用がかかるなら,その分をカットしていただいて,極力安くしてもらった方がいい,というのが,今回の判断。なぜなら,日中結構動くので,宿泊施設に戻ったら,あとは風呂に入って寝るだけ,という生活だからである。しかも,もしかしたら,飲んで帰るので,本当にバタンキューができればいい笑い正直なところ,その他のエグゼクティブなサービスなど,受けている暇もないのである笑いだからこそ,その分,安くしてもらった方が満足度が上がっているのである。(当然,この目的が,癒しとか贅沢な気分だったりしたら,満足度は変わるのだが。。。)

ここで気になるのが,では風呂はということであろう。さすがに,風呂には入りたい。漫喫だと,風呂がないことも多い。しかし,最近のカプセルホテルは,大浴場が完備されていることが多い。気分としては,公衆浴場に行く感じだ。(たまに,このお風呂が温泉のところまである。)しかも,そのお風呂には,髭剃りや歯ブラシ,あかすりまで用意されている。お風呂から上がっても,ヘアリキッドやスキンミルク,ドライヤーなどもあり,お風呂上りまで十分である。しかも,ここまで完備されていると,着替えだけ持っていけばいいので,手軽でもある

おそらく,ここまでのことをやるためには,本来の形(旅館とかホテルとか)であれば相応の費用がかかるのであろうが,そのためのカプセルの形状になるのだろう。ある程度の個室を確保しながら,寝るためのスペースとしての究極の空間シェアリングの形になっている。よく考えられたものだと思う。最近は,カプセルの中にコンセントも用意されているし,WIFIも利用できる。(この2つは,私にとって,大切なサービス。)この2泊では,荷物の心配もあるだろうが,荷物はロッカーに置くことができるので,何の問題もなく過ごすことができる。

サービスを考える時,この目的に沿った形での機能分類が大切なのだろう。そこから,オーバースペックになるようであれば,それはサービスではなく,おもてなしでもなく,サービスの押し売りでしかなくなる。この形を考える時,ペルソナを想定するのが有効のようで,それが顧客志向のマーケティングに使えそうだと思った。サービスって,機能で分類された内容で,顧客が満足するコト,なんだろうなーと,密かに思うのでした。。。