担当医 『・・胃ガンです』
人は皆~何かしら音を奏でながら毎日を暮らし
人生を過ごしていると思う。
それは、人それぞれ・・・十人十色ならぬ
『十人十音』
毎日を平穏に過ごしてる、平穏な音。
毎日をハードに生きてる、荒々しい音。
俺も、大した音ではないが子供達を育て
カミさん愛し家族を養って行く事が
嬉しく喜びである音(分かりづらいね)
それが、初めてノイズが入り大きくズレた。
二度目の胃カメラ検査を終えると、再度診察室
に呼ばれ・・告知。
(?告知とは病名だけでも告知かな?)
個人病院の検査結果から、県立病院での
紹介による再検査での流れ及び担当医となろう
先生からの説明(告知の有無&可能性)
で大体察しが付いてた為
「・・はい」
乾いた返事だったが、冷静に受け止めれる。
と言うか、いまだにだが一回目の胃カメラ以降~
あれ程の激痛が全くなくなり食欲も戻り快調な為
自分事なのに、何処か他人事
担当医
「『現段階』では、転移が見られない様なので
抗がん剤まで行かず外科で(摘出手術)で
済むかもしれないので 他の病院で再検査を
受けられるのならあれですが
ここでされるなら、お若く進行の早さもある為
再来週には全摘出手術をしたいです。」
「分かりました、お願いします」
中には信じ難く、幾つか病院を回る人も居るが
俺は今更何処へ~と言う訳でもないのでココで。
週明けの最終検査後、カミさん同伴でこれからの
詳細な 治療内容及び方向性などを担当医と
打ち合わせ。
説明を受けてる最中・・先生から発せられる
『『~かも』 』
の多さに、絶対(必ず)が無い事を感じる俺・・
その足で、会社にも病欠申請をしに行き
あとは盆休み以降の癌闘病に備え
この盆休み中は英気を 養う事(溜め食い)
に専念
今は、ホント~ただ、ただ、ビックリ
病院から帰り、再来週に全摘出手術に~と
カミさんに説明後二階に着替えに行き降りて来たら・・
・・カミさんと義母が台所で、抱き合いながら泣いてた。
負けない負けられない
チビ介、チビ姫、カミさん~家族の為に