板橋区は旧都庁舎1階正面ロビーの壁に設置されていた芸術家、岡本太郎のレリーフ「月の壁」の原画を購入し、区立美術館で開催中の「日本の美術運動展」で公開している。27日まで。

 原画は昭和31年の制作。旧都庁舎1階ロビーにあった岡本のレリーフは7点(11面)で、「月の壁」は縦約6メートル、幅約4・5メートルの巨大な陶板壁画だったのに対し、原画は油絵で縦80センチ、横65センチ。青を基調にした鮮やかな色使いなどがレリーフそのままだという。

 レリーフは都庁舎移転に伴い、平成3年に取り壊されたが、レプリカが川崎市岡本太郎美術館に保存されている。

 区によると、原画は21年に川崎市岡本太郎美術館で一時公開された後、区が都内の美術商から約1365万円で購入した。

 区立美術館の弘中智子学芸員は「旧都庁舎が建築家、丹下健三さんの設計だったため、岡本さん自身、建築に負けない壁画をつくろうと意気込んでつくった勢いのある作品」と話している。

 日本の美術運動展は区立美術館所蔵作品の中から、大正時代から現代までの板橋区ゆかりの作家や日本の前衛作家58人の作品75点が展示されている。入場無料。月曜休館。問い合わせはTEL03・3979・3251。

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