気分障害に取り組む(4)-さまざまな実際的な助け | ヨハネのブログ

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Interpretation of
Bible prophecies by Japanese Christian
Masako Katahira

I stay at Kagoshima,Japan after 2-year-
stay of Yerevan,
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I love Jehovah God and the Bible.
I explaine Bible
prophecies in my
Yohane no blog.

先回、「気分障害に取り組む(  3 )-医療の助けを得る  」をアップしました。今回は、気分障害に対処するさまざまな実際的な助けについて取り上げたいと思います。


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闘いに勝つ


診断を受けて治療が始まった後にも,気分障害はそれを患う人にとって引き続き問題となるでしょう。大うつ病と闘っているケリーという女性は,病気の医学的な面に取り組んでいる専門家の助けに感謝しています。しかし,それに加えて,他の人たちからの支えも非常に大切であることに気づいています。当初,ケリーは他の人に助けを求めることをためらっていました。重荷と思われたくなかったからです。こう言っています。「助けを求めるだけでなく,それを受け入れることも学ぶ必要がありました。自分の心を開いて初めて,どんどん落ち込むのを防ぐことができました」。


この特集の前のほうに出てきたルシアは,自分が受けている優れた治療に感謝し,こう述べています。「精神衛生の専門家に会うことは,この病気に伴う感情の波に対処し,乗り切ることを学ぶ上で絶対に必要でした」。


ルシアは休息を取ることの価値も強調しています。「睡眠を取ることは躁状態に対処する大切なかぎです。睡眠時間が短ければ短いほど,躁の波が大きくなります。たとえ寝つけないときにも,起き上がるのではなく努めて横になり,休むようにしています」。


また、栄養に気をつけることも、ある程度、気分障害に対処する助けになるでしょう。あるデータによると、シーフードをたくさん摂取するところほど母乳内のドコサヘキサエン酸値が高く、産後うつ病の有病率が低かったということです。また、ドコサヘキサエン酸が不足すると脳内セロトニンの量が減少し、多動性障害を引き起こすという報告があります。それで、ドコサヘキサエン酸の摂取は気分障害に有効だと考えられます。ドコサヘキサエン酸は魚の油に多く含まれています。


また、過食や過眠のあることが多い、冬型の季節性うつ病(高緯度地方に多い冬季にうつになるタイプ)の場合は特に、強い光(太陽光あるいは人工光)を浴びる治療法に効果が認められています。冬季うつ病の第一義的な治療法は光療法とされ、抗うつ剤よりも有効性が高いことが確認されています。また、光療法は非季節性のうつ病の治療にも有効であるという報告もあります。それで、気分障害の人は、朝日など、強い光を浴びるように心がけると助けになるかもしれません。


また、私たちの気分に大きく影響を与えることが知られているのは、音楽です。気分が落ち込む時、自分の好きな音楽を聴くという人は少なくないのです。気分を穏やかにし、落ち着かせる音楽を聴くことができます。また、音楽を演奏することは、同様の効果をもたらすでしょう。ピアノ、ギター、バイオリン、フルートなどいろいろな楽器の演奏を学ぶんでみるのはいかがですか。

 

また、適度な運動をすることも、気分障害の程度がひどくない場合は特に、効果があるでしょう。ある精神科の病院では、運動を日課として患者に課しています。適度な運動は、気分を高揚させ、ストレスを忘れさせることが知られています。卓球、テニス、バレーボール、野球、ジョギングなどの運動を適度に行なうことができるでしょう。


ある人は,自分の気持ちを自由に表現できる日記を付けるのが役立つと感じました。シーラはそのひとりで、日記をつけることにより、自分の見方が著しく改善したことに気づきました。それでも,問題がなくなったわけではありません。こう述べています。「何かの理由で疲れると,頭の中に消極的な考えが入り込んできます。でも,その考えを消すか,少なくとも小さくすることを学びました」。


ハーブとして利用されているセント・ジョーンズ・ワートは、ドイツをはじめいくつかの国では軽度のうつに対して従来の抗うつ薬より広く処方されています。臨床研究の結果は成否さまざまで、軽度から中程度のうつに対して有効でかつ従来の抗うつ薬よりも副作用が少ないとする報告もあります。


また、アルコール依存症または過度のアルコール消費は、大幅に大うつ病の発症リスクを増加させることが知られています。それで、うつ病の人は、過度のアルコール摂取を控えるのが賢明でしょう。




神の言葉からの慰め


双極性障害を患うイレインは,神との関係が錨のような支えになると感じています。イレインは詩編作者の次の言葉に大いに慰められています。「神への犠牲は砕かれた霊なのです。砕かれ,打ちひしがれた心を,神よ,あなたはさげすまれません」。(詩編 51:17)


イレインはこう言います。「わたしたちの愛する天の父エホバが理解してくださることは,本当に慰めとなっています。祈りで神に近づくことによって強められています。大きな思い煩いや苦痛を経験している時は,特にそうです」。


これまで見てきたように,気分障害に取り組みながら生きることには独特の問題があります。それでも,多くの気分障害に悩む人々が、祈りのうちに神に頼ると共に、適切な治療を受け、さまざまな実際的な助けを活用することによって自分の境遇を改善できることに気づきました。


それにしても,家族や友人は,うつ病や双極性障害に苦しむ人をどのように助けることができるでしょうか。


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以上は目ざめよ2004年1月8日号「気分障害に取り組みながら生きる」に中にある症例や意見も参考にして作成されています。ウィキペディアその他の気分障害に関するサイトも参考にしました。「気分障害に取り組む」は(1)~(5)まであります。「(1)うつ病(2)双極性障害(3)医療の助けを得る(4)さまざまな実際的な助け(5)他の人たちはどのように助けになれるか」です。次回は気分障害に関して、他の人たちはどのように助けになれるかについて取り上げたいと思います。






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