※今回のブログより、内容もテイストもガラッと変わります。
あまり周りの人には言っていません。
別に隠している訳ではないのですが、あえて話す機会もない感じで。
4年前より21歳で鬱を患い、
一人暮らしが困難になった青年を一緒に暮らしています。
私たち夫婦は、晩婚だったこともあり、子どもがいません。
なので、その青年を通して、
「子育てってこんな感じ?」という体験をしています。
そして、たくさんの学びがあります。
鬱を患った家族がいることを体験し、
様々な思いや感情を日々感じています。
部屋から出てこない時の戸惑い。
話しかけても、耳に届いていない表情を見た時の悲しさ。
ご飯を食べない日のもどかしさ。
朝起きてこない時の腹ただしさ。
そして・・
調子がいい時にかわす会話の楽しさ。
笑顔になった時の嬉しさ。
涙を流して苦しんでいる時の愛おしさ。
そんなことを日々色々と感じながら過ごしています。
私自身が体調が悪かったり、仕事が忙しかったりすると、
すぐに影響が出ます。
本当は、夕飯作りを一緒にした方が良かったり、
夜になってでもいいから、散歩に連れ出した方が良かったり・・
「やった方が良い」と思うことはたくさんあるけど、
何か行動を起こす時の労力は、
子どもよりもはるかに必要。
押したり、引いたりしながら、
なんとかして部屋から出て来させることが必要だから。
引っ張り出して、行動に促すには、パワーが必要なのです。
自分が疲れているとその力が出ない。
そんな自分に落ち込んだり、まいっかと自分で自分をなだめたり・・
そんなことをしながら過ごしています。
で・・。
やっと最近、本人から動こうという気持ちが出て来たのです。
だから、私もこうしてブログを書こうと思えるようになったのかもしれません。
普段は、部屋に隠れていて、たまにトイレとか水を飲みに出てくるのですが、
本当に忍者みたい!
知らない間に、そこに立っているということもあって、
「わ!びっくりした!」と驚くことも日常茶飯事。笑
だから、最近は「うちの忍者くん」と呼んでいます。
この忍者くんとのやりとりをブログで書こうかと思っています。
そして、
鬱の家族を持つ人への体験の共有ができると良いかと思っています。
鬱に関する本はたくさん出ていますが、
鬱の家族を持つ人への情報が本当に少ない。
というか、ないに等しいのでは?
でも、悩むんです。
鬱の人に「頑張って」って言っちゃいけないとか優しくとか、
書いてあればあるほど、
じゃ、どうしたらいいの?と、目指す方向が見つからなくなるんです。
やっとトンネルの出口の光が見え始めました。
だからこそ、発信できることもあるかも。
と、いう感じで、スタートします。
(気が向いた時に更新します。)
気長にお付き合いください。
(独り言みたいになるかも。)