こんにちは。


今日はとってもとってもとってもショックで悲しくて
まだまだ何て言えばいいのかまとまらないけれど、
のりちゃんの事をお話しさせて下さい。


私がブログを始めて、やっとまともにレシピを書き、
やっと料理ブログって言ってもいいかな・・・
と思えた頃、のりちゃんは私のブログへ来てくれました。


まだまだ始めて短い私のブログですが、
その中でも古いお付き合いな、のりちゃんでした。


のりちゃんは、癌を患っていて、私の分かる範囲では3年間かな・・・
闘病生活を送ってきました。


どんなに長くて辛い3年だったかな・・・


のりちゃんには、あーちゃんという大切な大切な娘さんがいて、
その娘さんに「ママ」からの愛を残す為にブログを続けていると
生前メッセージで教えてくれました。




そんなのりちゃんが、7月30日に
長く辛い、全力で頑張った闘病生活を終え、
天国へと旅立ちました。




この「天国へと旅立ちました」と書くのに、30分近くかかったな・・・


言いたくない、書きたくない、認めたくない、
ご家族の気持ちを思うと、私なんかがこんな事を
言っていてはダメなのは分かっているけど。


のりちゃんは、大切な娘さんに自分ができる事は
「ママの味」「美味しいレシピ」を残す事だと
私に教えてくれました。


娘さんには食物アレルギーがあり、
私にできる事は、時々でしかないけれど、
アレルギーの方でも食べられるレシピを考えたりするぐらいしかなくて。




悔しいわ。

後悔ばかり。

私にできる事は、これっぽっちしかない。

もっともっと他に何かできたんじゃないか・・・




闘病生活の中で、のりちゃんは、
体調が良い日には、娘さんの為に美味しい料理を作り、
その中で何品も私のレシピを作って下さってました。


その様子をブログに残してくれて、
私はそのブログを楽しみに読み、
娘さんが喜んでくれるのが、本当に心底嬉しくて。


人参のオレンジマリネ、気に入って何度も作ってくれたな・・・

とか

アレルギー対応のレシピは、すぐに気付いて作ってくれたな・・・

とか

揚げピザも喜んでくれたっけ。

あとバクダン。

レシピ本に載っているのを作ってくれた時の
娘さんとのやり取り。
物凄く可愛くて。大好きで、何度も読んだな。






のりちゃんの訃報を聞いた時、
ショックで震えました。



全身が震えて、頭の中、真っ白になって。






生前、のりちゃんとのメッセージで
実は「もしもの時」について話した事がありました。





のりちゃん、おいでよ。
話そうよ。


のりちゃんの言葉、ちゃんとご家族に届けるから。





何だろうなぁ・・・・私自身も、何なのかよく分からないけど、
訃報を聞く前日の夜中?朝方?、こんな夢を見ました。




私は部屋の中で家族といて。


壁に、今まで見た事も無い様な、
大きくて光った、真っ白な虫がいて。


パパが、虫がいると新聞を丸めた物で叩こうとするんですが、
私が必死に止めているんです。



ダメ!!!!

この虫は、絶対に叩いてはダメ!!!!



と。



そして、そのじっと動かない、白く光った大きな虫を
私は、じっとじっと見つめている・・・・

この虫は、一体どこから来て、何を訴えているんだろうと、
じっと見つめている。


そんな夢でした。




これが何を意味するかも分からないし、
もしかしたら何の意味もないのかもしれない。

でも、私はのりちゃんが知らせに来てくれたんだと、
珍獣ママさん!て来てくれたんだと、
信じる事にします。





だって、のりちゃんと約束したから。







世の中、理不尽な事ばかりだな。


生きるべき人が、こんなに頑張って、
人を愛する事のできる人が、亡くなって・・・







のりちゃん、あーちゃんの成長、見たかったよね。
しっかり、自分の目で、
そして何かの記念日には側で見たかったよね。



あーちゃんの事、心配でしょうがないよね・・・・・



あーちゃんは、とっても心の優しい娘さんで、
純粋で、しっかり者で、頑張り屋さん。



のりちゃんは1番分かってるか。

あーちゃんは大丈夫だって。

優しい素敵な大人になるって。

幸せになる子だって。







私には、想像する事しかできない。

闘病生活の中での、のりちゃんの痛みや気持ち、
想像する事しかできない。

実際は、私の想像なんて遥かに遥かに超える辛さだったよね。








この記事を書いていいのか、物凄く悩みました。



ご家族にご迷惑じゃないか・・・

のりちゃんは、こんな事をされて嫌な気持ちにならないか・・・






のりちゃんは、私の事を本当に応援してくれていて、
レシピ本も、本当に喜んでくれていました。


そんな料理ブログ、珍獣ママとしての私を
心から好きでいてくれた、のりちゃんだから、

ブログに残す事をきっと許してくれるよね。


そう、思いたい。



私の傲慢か。

私の身勝手なワガママか。



そうかもしれない。



どうかな、のりちゃん。







こんなどうしようもない私、珍獣ママを
応援してくれていたのりちゃんに私ができる事。




これからも、「珍獣ママ」として頑張る。



もっともっと皆さんに喜んでもらえる様な
レシピを考えていく。





そして、精一杯生きる。





会った事も、電話で話した事すらない、
ネットという物でしか繋がっていない私達だったけど、
お互いが大好きだった。


それは、真実だよね。





のりちゃん、お疲れ様。

のりちゃん、いつでも遊びに来てよ。

あーちゃんは大丈夫。

のりちゃんの思ってる通り、あーちゃんは大丈夫。



こんなに心の優しい子に育ててさ、
さすがだな!のりちゃん!



とりあえずさ、茶菓子でも用意するから、
遊びに来てよ。
真夜中でも全然いいよ。

いっぱい話そうぜい!





みなさん。




同じお料理に興味がある人として、
同じ様にお子さんがいる人として、
精一杯生きている人として・・・・・




のりちゃんのブログに足を運んで、
のりちゃんを想って下さい。




「いいね」はお線香をあげる気持ちとして。
お疲れ様、のりちゃん!の気持ちとして。


「コメント」はご家族の方が困惑しない様に、
「珍獣ママさんのブログから来ました」と
一言添えて書いて下さるといいのかな・・・と思います。




世の中は、繋がっていて、
出逢った事もない人とも繋がれる。



こうして、会った事がない人と人が繋がれて、
のりちゃんの事を一瞬でもその時だけでも頭の中に思い描く。



凄い事だよね、それって。

人間ていいよね。

優しい人間で世の中溢れてるよね。



そう、のりちゃんが感じてくれたら、いいな。





のりちゃんのブログはこちら↓
のりちゃんの生きる!負けない!頑張るもん☆







―最後にご家族の方へ―


勝手な判断で、ブログへ書き残した事、
ご迷惑でしたら、本当にごめんなさい。

それから・・・

もしご迷惑でなければ、今後出版したレシピ本があれば
贈らせて頂けないでしょうか。

のりちゃんの「あーちゃんにレシピを残したい」という
その気持ちに応えたい、私の身勝手なワガママです。

もしも受け取って下さる様であれば、ご連絡下さい。

待ってます。

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大好きな、のりちゃんへ。


まだまだ立ち直れない、どうしようもない珍獣ママより。