巨木を見る為に、
いつもなら左に曲がるT字を右に曲がり、
1年前に1度だけ見た地図を頭の中に描きながら
ずんずんと見知らぬ道を走っていて、
ちょいと不安になったので、
道端に座っていたお爺ちゃんに話しかけて道を尋ねたところ、
案内する気まんまんだったので助手席に乗って貰い、
巨木のある公園まで暫しドライブを。

公園の駐車場に車を停めて坂道をゆっくりゆっくりと歩きながら
1時間くらいお爺やんと一緒にお散歩をしました。





お爺やんは定年まで林業で働いていて、
木を切ったり枝打ちをしたり、
坂道の両脇に咲いている紫陽花を植えたりしていたのだそうな。

公園まではお散歩で来るけれど坂を登るのは久しぶりらしく、
巨木が朽ちているのを悲しんでいました。


神様に守られている木なら渇れてはいないだろうと歩き歩きお喋り。

神様に守られている木に到着。


その横にも巨木が。


神様にご挨拶をしていると登山をする二人組が。
(何と!私と同じ市内から来ていたw)

こつらが登山道の入り口です。
ヒルには塩水を塗っておくと良いこと、
マムシに気を付けるようにとアドバイスをしてました。


まだ間に合うかな?と、
今なら枝を払って植えたら根付くよと。
百年も経てば、こんな木になるよと。

。。。生きちゃいないけどね と(笑)

朽ちた木には細い木がからまり、
まるで大きな木の枝かのように青々とした葉が繁っていて、
生きているものと死んでいるものを同時に見ている不思議な感覚に。




車に戻り、お爺やんを送って行こうとしたら、モーニングに誘われて、
お爺やんが一番行きたいお店とは別のお店へ。
  
自分は良いからと言われ、
二人ぶんのモーニングを食べ(笑)

次はどこに行きたい?と何度も何度も聞かれW
  
どこに行きたい?何が食べたい?と。

おうちに送って行って、少しだけお邪魔して、
去年の12月に亡くなった2つ年上の奥さんにご挨拶をして。

とにかく私をもてなしたいらしく、
キムチをお土産に貰っておいとましました。

帰り際、有難うと手を合わせて拝まれました。

私は何もしておらず、
ただ優しくされ、世話を焼かれ、おもてなしされていただけなのに。

私は愛されているんだなぁと、
初対面の一期一会のお爺やんからですら。

思い出してみたら、私はいつでも愛されていたんだなぁと。
いつの時でも、
沢山の人がから沢山の愛を浮けていたんだなぁと。

87歳のお爺やんは、来年の3月に88歳になり、
親や親戚たちと同じように死ぬんだと言って笑ってました。
だから好きなように甘いものを食べ、焼酎を呑むんだと。

ウイスキーが大好きだった伯父と重なり、甘酸っぱくて切なくて。

今度は容器を持って遊びに行って、美人になるわき水まで連れて行って貰おうかなW

そしてお目当ての滝に出掛けて声を出して帰りました。



思い立って 出掛け良かったです。