先日、本屋さんで、今の50代の私の気持ちを整理するのにぴったりの本に出合いました。
タイトルは、『75歳まで働き愉しむ方法』です。
本書をパラパラとめくってみると、著者の出川通さんご自身の起業の話や、具体的に数値化されたデータなどを用いて解説された内容が、わかりやすくて読みやすそうだなと感じました。
そしてこの本は、予想した通り、50歳を過ぎたころからあった私の心のモヤモヤを整理してくれました。
本書の中に
これから日本企業をとりまく環境として給与体系は40~50歳がピークで、50歳以降は大幅減となり、定年は70歳まで延長される。
なので
未来のリスクをヘッジするファイナンシャルプランが必要。
とありました。
そして、「うん!まさにその通りだ!」と思いました。
しかし考えてみると、夫婦共働きで、これまで特に不自由な生活を送ってきたわけでもないので、この先もずっとこの生活が続くだろうとしか想像できない私たちにとって、未来のリスクを予測し、ライフプランを考えるということの重要性にあまりピンときませんでしたし、またそこにわざわざチャレンジする勇気もありませんでした。
そしてこう続きます。
起こりうる事態を頭の中で想定して、その対応を前向きに考えればリスクは怖いものではなくチャンスを生むものに変わる。
何のための人生か?何が自分はうれしいか?ワクワクするか?
自分の社会価値=存在価値は何か?
ポン!っと背中を押された感じです。
「うん、わかった!自分や家族の人生の為に、やってみよう!」と不安は払しょくされポジティブな感情が生まれてきました。
そして、その日をきっかけに私の起業に向けての計画が加速していったのでした。
しかし加速したのは私ではなく、夫の方でした。
夫が、早期退職をして、前からやってみたかった自営業を始めたいと言い出したのです。
どちらかというとこれまでは、私の方が起業に対しての意識が高く、毎日情報収集に余念がないという感じだったのですが、気が付けば、夫が30数年間勤めた会社を辞め、起業に向けて歩き始めていました。
そして、私は、歩き始めた夫のパートナーとして、現職を続けながら、土日起業としてスタートしたのです。
この本と出会って、自分、家族、社会にとって良い人生を送るために、50代で起業し75歳まで働き愉しむ環境を構築してしきたいという気持ちが芽生えました。
これから先の人生を考えた時、50代の今は一番若いのです!
本書を通して、自分や家族を含め、これまでの人生の棚卸や、これからの未来予想ができたことが、一番の成果でした。
そして、決められたことを粘り強く、あきらめないで続けていく事をモットーに、スタートしたいと決意しました。
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