2011.3.11   東日本大震災


心につばさを チャリティコンサート

行ってきました。

あれから早いもので一年がたちますね。

このことがきっかけでたくさんの人たちの考え、価値観が変わりました。

私もそのうちの一人です。

色んな事を気づかされたこの一年でした。


その中で一人、何かしたい!伝えたい!力になりたい!

そんな想いだけで立ち上がった方がいました。

彼女は心に重い病を持ちながらも

気丈に、その強い想いだけで

たったひとりでコンサートを企画し準備を進めてきました。

御縁あって彼女と知り合った私は


彼女の行動力に衝撃を受け、そして恥ずかしくなりました。

私も含め、たいていはみんな悲しみを共有するくらいのもの。

節電してたこともあったっけ。なんて人もいるはず。




私も微力ながら友人たちを誘いビラを配って歩きました。

そんな人たちが集まりコンサートはたくさんの人が集まりました。


経費以外はすべて義援金となるため
出演者たちもみなボランティアです。

主催者 森 ひさよさん

司会 森さんと15年来の友人でアナウンサーの
倉島 真帆さん 彼女の朗読はすっと心に入ってくる声でみんな耳を研ぎ澄ませて
         聞き入っていました。

バイオリン 市川美希代さん
冬ソナ主題歌歌手RYU氏に今までで最も美しいバイオリンの音色
        といわれるほど。 全身鳥肌が立ちました。バイオリンの生演奏は魂に響きます。

ピアノ  小野靖子さん
市川さんと同じ所属で息の合った演奏はとても心に響く想いの強い音色でした
      一曲目のアヴェ・マリアから既に胸が震えました。

ピアノ 鈴木夕里さん

 子供のころを、この平和が永遠に続くと信じて疑わなかったあの頃が
      涙と一緒にあふれでて止まらなくなりました。忘れていた大切な何かを
      みんなが思い出した瞬間でした。


ライアー 三野友子さん
     どれも本当に素晴らしかったです。
     その中でも期
待していたのはこのライアーという楽器。
     
    ご存知ですか?

     ライアーとは竪琴のこと。見たこともない私はとても楽しみにしていました
     まるでマリア様のように現れた三野さん。


   透き通るような音色。そしてその弾く姿はなんとも
   
    まるで愛しい赤子を抱き締めるような、あやすような優しい優しい姿。

    彼女だからこそ出せたあの音色と空気感。そして信じられないくらい透き通った
   
    歌声に息をのみました。


   歌ってくれたのは「千と千尋の神隠し」の

    「いつも何度でも」

    
     呼んでいる 胸のどこか奥で
 いつも心躍る 夢を見たい
 かなしみは 数えきれないけれど
 その向こうできっと あなたに会える

 繰り返すあやまちの そのたび ひとは
 ただ青い空の 青さを知る
 果てしなく 道は続いて見えるけれど
 この両手は 光を抱ける

 さよならのときの 静かな胸
 ゼロになるからだが 耳をすませる
 生きている不思議 死んでいく不思議
 花も風も街も みんなおなじ

呼んでいる 胸のどこか奥で
 いつも何度でも 夢を描こう
 かなしみの数を 言い尽くすより
 同じくちびるで そっとうたおう

 閉じていく思い出の そのなかにいつも
 忘れたくない ささやきを聞く
 こなごなに砕かれた 鏡の上にも
 新しい景色が 映される

 はじまりの朝の 静かな窓
 ゼロになるからだ 充たされてゆけ
 海の彼方には もう探さない
 輝くものは いつもここに
 わたしのなかに
 見つけられたから



こんな歌詞だったんですね。

誰もが泣いていました。たくさんの想いが伝わりました。

主催者の想いも、出演者の想いも、会場に来た観客の被災地への想いも。


「誘ってくれてありがとう。」

そんな風に言ってもらえるものでした。

きっと来年はこの感動が伝わり、観客は倍に

さ来年はそのまた倍に・・・

そして伝説のコンサートになってずっと続いていくと確信しました。

決してこの震災を風化させないように。
まだまだ支援は必要です。

主催者 森 ひさよさんの想いです。


涙が最後まで止まりませんでした。

お疲れさまでした。