一体全体どんだけぶりにこのブログを更新したんでしょーか。


昨日配信シングル出しました。


2023.7.30 Release


Dope Deadly Dream (ドープ デッドリー ドリーム)

1 ドープメアリー 
2 ゾンビたちの残花
3 瓦礫喜劇

【配信サイトURL】 ※2023年7月30日(日) 0時より各ストアにて配信中!!!!
https://linkco.re/cNsTM0Uf


Apple Music でも Spotify でもなんでもたくさん聴いておくんな!
できりゃiTunes Store とかそういうダウンロード販売のやつで買っておくんな!



ここでは歌詞についてちょっと書いておきます。
大前提として自分の今の意思表示と人間賛歌をテーマにしていますが、コロナとの日々&絶えず起きている争い&混沌としている日本〜世界情勢の影響を少なからず受けているかなーと思います。
俗なことはあまり歌詞に書きたくないタイプなのに!でも今は仕方がないかな。


■ドープメアリー 
歌詞は前作「EPILOGUE 0」収録曲「楽園」から繋がっているイメージ。
Dope=薬物。ドーピング(Doping)の由来。転じて、最高!ヤバイ!とか。

「人間は考える葦である」や「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる」といった有名なお言葉をイメージして書きました。
誰かの想像で飛行機ができて、インターネットができて、スマホができて、AIまでできて。次は何が生まれるんでしょうか?
世の中を変えるだけのものを作る人(企業)は、それはそれは壮大な「ドープな夢」に夢中なんだろうなーと。

そんでドープな夢の規模が大きいほど、誰かを救える反面、誰かを破滅させることになる。
AIの台頭で失われる職業ランキングとか出ていますもんね。ミュージシャンはまだランキング下の方でした。
やはりますます個人の人間力が大事になってきている......。


そんな中で僕にとっての「ドープな夢」とは?
最高にヤバく、そして確実に僕を蝕んでいく夢とは?
ボロボロでバラバラでキラキラとした僕だけのドープ。どんどん忙しなくなる僕の日常。
楽しさも、苦しみも、誇りも、焦りも、繰り返す多幸感も、どうしようもない虚無感も、どれもこれも含めてドープであるな。

夢は諸刃と考えるとドープという言葉がぴったりです。

そういう感じの歌詞。
メアリーに深い意味はないけどブラッディメアリー(メアリー1世)から。

 

 

■ゾンビたちの残花
歌詞はマクロでもミクロでもいいので「人間の争い」について。
Deadly=致命的な、死に物狂いの、最後まで戦う、和解しようとしない

 

コロナが原因の争い、実際の戦争、統一云々、大震災、あれもこれも、なるべく忘れないように意識することが大切だと思います。本当に月並みな表現です。
そういえば先日地下鉄サリン事件の特集やっていました。知らない世代の人いますもんね。
こういう大きなニュースを鑑みて、自分の身近な出来事を反芻する。
過去から何を吸収して自分の人生に活かすのか、ということを年々考えるようになっています。

 

今の日本でも政治思想/格差/世代間/LGBTQ〜/男女/人間関係/家族関係。
大きいところから小さいところまで常に軋轢がある人間(自分を含めて)っちゅーのは......マジでめんどくさいな......。
いっそみんなでゾンビにでもなっちまえば。ゾンビになったら考えなくて済むじゃん。

OH リビングデッド。バイオハザード。
ゾンビが現れりゃこぞって倒そうとするなら、みんなでゾンビになってそれぞれの地獄を謳歌しよう。

そっちの方が平和なんじゃないでしょうか。

というか......もうすでにみんなゾンビに片足突っ込んでない?
そんなニュアンスの歌。


 

■瓦礫喜劇
歌詞は前作「EPILOGUE 0」収録曲「墜落艶歌」から繋がっているイメージ。漢字四文字。

Dream=言わずもがな「夢」。

 

これが1番サラッと書いた曲です。自分らしい歌詞で気に入っています。

歌詞に出てくる轍(わだち)というのは、車輪が通った跡のこと。転じて、誰かが先を行った道/先例のことです。

さて、道に関して以下2つの有名なお言葉があります。

1「自分の歩いたところが道になる/道なき道を行く」

2「もともと地上に道はない、歩く人が多くなればそれが道になる」

 

これに対して僕はこう思うんです。

 

1がいい!!ロックスターに憧れて音楽に夢中になった俺の行こうとしている道は1がいい!!!

1じゃなければ絶対ダメなんだ!!!1じゃなきゃ成功なんてできるはずがない!!!

 

という昔からの自分がいて、


ちょっとお待ち!!

1を歩いた人が最初にいて、その後、道とも呼べないような道へ続いた2人目がいて、さらに続く3人目、4人目......。
1を行っていると思い込んだ俺はまんまと、先人偉人たちが残した「ヴィジュアル系」という大きな轍を歩いているだけなんじゃないのか?前も後ろも不明瞭なこの轍の真ん中で、「俺は違うんだ!」と馬鹿の一つ覚えを叫んでいるだけなんじゃないのか?

一体俺は何人目なんだ?みんなが歩きすぎて瓦礫まみれのこの轍。え?ここから全く別の道なき道を行っちゃう?こえーーー。
 

という自分もいるわけです。
 

世の中の成功者の一定は1を謳っていますが、それに乗じて弱者をカモにして情報商材とか売るやつもたくさんいます。
そもそも2の本質を理解しなきゃいけない。2から生まれる自分だけの道があると。
こりゃここまで来たら1と2を自分なりに噛み砕いて行くっきゃない!

そこら中の瓦礫積んで階段作って全然違う方向行っちゃう!?

前に進むのは遅くとも高くに行ける!視野も変わる!どうよ!?

 

というようなことを書きたかった曲。


昨年のアルバム「EPILOGUE 0」で区切りをつけ、このシングルは新章の第一弾になります。
素晴らしい作品になったので末永く楽しんでいただきたいです。
そしてLIPHLICHのこれからにも乞うご期待。