大災害の様子を伝えるテレビを繰り返し繰り返し見ていると
PTSD (Posttraumatic Stress Disporder) になる可能性が高いです。
普段テレビを見ない自分が今回はテレビをほとんどつけっぱなしだった。
何が起こっているか。
ドキドキしながら。
悲惨な映像が何度も何度も流れる。
胸が苦しくなる。
脳がうまく働いてないような気がする。
あっ。
その間脳の中には危機に際したときに出てくる Cortisol, Norepinephrine というNeurotransmitter (脳細胞の信号伝達を担う化学物質) が大暴れしている。
その状態が長く続くと「うつ」状態となり、さらに脳がやられる。
日本のテレビもどこもかしこも同じ放送ばかり流して日本人全員をfear (恐れ)のどん底に落としているような気がする。
一局だけが常に情報を流していればいいのでは?
現在カナダのUBC(ブリティッシュコロンビア大学)でBehaviour Disorder を勉強中。
PTSDも大きなテーマ。
テレビの地震報道をず~っと見て、悲しくなり、心がざわめいて何も手につかなくなり。
はっとした。
教科書や科学論文を読み返した。
やばい。
PTSDの最初の兆候。
外に出て太陽にあたった。
散歩した。
少しほっとした。
みなさん気をつけて。
悪夢のような状況をず~っと思い出して脳の中で反復しているとストレスが大きくなり、
そのストレスを消すことが出来なくなる。
それがいつまでも続いて日常生活にも支障をきたすようになる。
PTSD
脳を元気にするために、太陽のほうを向いて深呼吸した。