- 旧約聖書の謎 - 隠されたメッセージ (中公新書)/中央公論新社
- ¥886
- Amazon.co.jp
読みました~ヽ(^o^)丿
面白かったです☆
「ノアの方舟と洪水伝説」
「出エジプト」
「エリコの征服」
「ダビデとゴリアテの一騎打ち」
「シシャクの遠征」
「アフェクの戦い」
「ヨナ書と大漁」
といった、旧約聖書に書かれている内容について、考古学観点から史実性を検討してます。
印象的だったのは
「聖書(書記)からのメッセージ」
という言葉。
これを考えながら聖書を読むと、ぐんと面白いと思います♪
さて。。。
こういう、
「聖書の史実性・事実性にメスを入れる」
ような書物を、一部の原理主義的なキリスト教でもそうですが、WTでも忌み嫌います。
聖書の高等批評なども、まったく受け入れようとしません。
それはなぜか??
今回、この本を読みながらそのことを改めて考えてみました。
つまり
「WTの教義は『聖書の史実性・事実性』が揺らげば、そのまま根幹が揺るぐ」
からではないでしょうか。
「WT式信仰」
では、
「聖書に書かれていることすべてが史実であり、事実である」
という前提で組み立てられています。
JWの方が伝道時に使う聖書の事実性の証拠として
「地球は丸いということが聖書には既に表されていた」
なんていうことがあるとか。。。
そこから
「聖書には科学的な裏付けがある」
↓
「聖書に書かれていることは全て事実である」
という、極端な論法に持っていくみたいですが。。。
これは、かなり強引な三段論法であって、冷静に考えてみればまったく論理的ではありません☆
そう思いませんか?
せっかくこの本を読んだので
「エホバの証人の教育内容の問題点」
に行く前に、敢えて聖書の史実性・事実性について書いてみたくなりました。
聖書について書くことによって、
「エホバの証人の教育内容の問題点」
もより明らかになりやすいと思ったからです。
聖書について少しでも疑問を呈すると、すぐに
「これだから『無神論者』は!?」
「『不信仰者』の聖書の読み方は間違っている!」
という一部で極端なお怒りの反応があることは、充分承知ですが。。。
そこは、不可知・無宗教・不信仰者・一般人(笑)のりんごですから(^_-)-☆
聖書について多角的に考え、時には疑問を呈することが
「聖書に対して礼を失することではない」
という信念☆のもとに書いてみたいと思いますヽ(^o^)丿