【幸太郎アニメ夜話】
最近HDを増設して過去のタイトルをもう一度インデックスし直しました。
その際、気になった物を再度見返したのでその感想を書きます。
今回は原作が漫画やライトノベルでは無い物で1クール限定です。

「魔法遣いに大切なこと」2003年度版
人気絶頂の女優「宮崎あおい」が主人公を演じていて、当時大変話題になった作品。
魔法を使う人が、特別な能力を持つ普通の人として描かれている。
田舎から(岩手)出てきた魔法遣いの女の子(宮崎あおい)が東京に出てきて、国立の魔法局に勤めながら、人助けや事件の解決に対してがんばります。
かなりほんわかしたお話で戦闘がある訳でも、お色気がある訳でもないのに実に面白いです。

「かみちゅ!」2005年
文化庁メディア芸術賞を受賞した名作アニメ。
突然「神様」になってしまった女子中学生が、自分の身の周りに起こる事件を神様の神通力で解決する話。
こちらも、たわいのない事件や出来事が主で、ほんわかまったりのアニメで、じっくり見てもその良さは後からじんわり出て来ます。

「妄想代理人」2004年
WOWOWの大人向けアニメですが、暴力描写や性描写も比較的少ないが子供には理解しずらい大人向きの社会派の作品。
現代社会の不条理やシステムの崩壊、社会の悪等が描かれており、一話を見たら最後まで一気に行ってしまう話。
アニメなのに、理解力がかなり求められ想像力を相当に使うかなりな作品です。

「灰羽連盟」2002年
フジテレビの深夜で放送され、当時は放送時間が大幅に変わったり非常に不遇な作品ながら、内容はかなり優秀でアニメでしか表現できない世界を描いている作品。
この作品もかなりな理解力を必要とされる大人向きの物ではありますが、おとぎ話的な要素もあり、最後にはじんわり感動します。
世界が流れる一部を観察したかのような錯覚に襲われ、割りと頻繁に夢に出てくる位、影響が大きいです。

「アベノ橋魔法☆商店街」2002年
この時期の作品としては、限界ぎりぎりな程のパロディーとギャグ満載のアニメ。
ストーリーは一応あるものの、基本的に主人公の妄想の中をただただ表現したしただけの話で、完全なギャグアニメとして見る事が出来る。
しかし、そのくだらない話を当時の最高のスタッフと技術で完全に昇華させ、エンターテインメントとして成り立たせているのが凄く評価できます。
この作品も文化庁メディア芸術賞を受賞しています。


どれも、DVD化はされているので、近所のレンタル店で借りる事が出来ると思います。
最近の漫画原作やライトノベルの物も良いですが、オリジナルな作品も脚本が良ければ良作に成ると言う証明の様な作品群ですね。
(ジ○リ作品より絶対に面白いから、正月休みにでも見てみて下さいな)