弊社初の退職者(転職)が出てしまいましたしょぼん





本日は、この悲しい出来事の物語です。









3年勤めた前職を今年の6月末に退職し、それ以降会社を探し続けて4ヵ月目に突入した後輩(27歳)に、





「アポイント獲得のアルバイトをフルコミッションでやらないか」と打診をし、





「転職先が決まるまで」という条件付きで快諾してくれたのが今年の10月でした。





それからと言うもの、やはり僕の目には狂いはなく、





彼は1週間に10件のペースで社長の新規アポイントを獲得してくれ、





会社の創業期の大きな支えとなってくれましたニコニコ








11月も終わりかけのころ、そんな彼から1本の電話が。





「舛本さん、転職先が見つかりましたかお!」





嫌な知らせは何となくわかるものです叫び





彼に転職先が見つかるとは思っていなかったわけではありませんが、





この不景気もあり、また、彼は“コンサルティング営業”などという高尚な職種を希望していたので、




多少の高をくくっていました。あと半年は就職先は決まらないだろうと・・・。





「ま、まじ・・・。あ、そっか。おめでとう・・・。




でも、お前からしたらめでたいことだよな!そっか、本当におめでとう!!!」




心の8割は落ち込んでいましたが、こればっかりは仕方ありません得意げ




彼の人生を今の僕が背負うことも出来ませんし、




僕の都合で彼を縛ることも当然出来るはずもありません。




だって、当初から「転職先が決まるまで」の約束だったのですから。




これからどうするかは後から考えるにして、




気持ちを切り替えて彼の就職を祝福することにしました。




彼のやりたい事を応援しようと。




・・・ん?あれ?彼のやりたい事???




彼のやりたい事ってなんだっけ???




えっと、確か、『コンサルティング営業』・・・だったような・・・?




舛本「ところで、どんな仕事やるの?」




サトケン「はい!コンサルティング営業ですかお!」




おっと。今オメーは『コンサルティング営業』って言い放ちやがったのか?サトケン・・・




コンサルティング営業って、相手の悩みを聞き出して、ニーズを生みだし、




それに的確なソリューションを提案していく、高度な営業職の事か!?




確かに、彼は一流のアポインターではある。




社長のアポが1週間に10件ペースで獲得できる奴なんて未だ聞いたことが無い。




しかし、「アポ」と「コンサルティング営業」とは別の話である。




営業経験の無い、27歳の青年を、この不景気にどこが採用してくれるのか!?




舛本「ちなみに、何て会社?」




サトケン「えっと、N生命ですかお!この不景気に120名の大量採用なんですよ好!」




N生命・・・




第二次世界大戦敗戦後の日本に米国が送り込んだあのGHQの本部跡に本社がある、あのN生命。




しかも、120名の大量採用・・・。




舛本「サトケン、いつでも戻って来いよ。」




サトケン、You will be back.



へっぽこベンチャー奮闘記