あのウユニに23泊した後、
ラパスにやってきました。
平穏なウユニの町に沈没することは、
とても気が緩むことなのです。
おかげさまで旅の思い出全てが入った
ハードディスクを忘れました。
唯一の長ズボンも忘れました。(タビジュン寄贈)
おかげで極寒のラパス、半ズボンです。
シヌ。(寒いのが大の苦手です。)
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世の中にはいろんな旅人がいます。
私は先日、ある男と出会いました。
ヤッケンさん(三村㤗貴27歳)
みむ…ヤッケンさんはお酒が大好きです。
ウユニでは、朝起きたら彼の姿はなく、
缶ビールが入った袋を持って昼ごろ帰ってきます。
昼から夜までずっと飲んでいます。
酔っぱらうとかなりめんどくさいです。
誰にでも絡みます。
その絡みは世界レベルにめんどくさいです。
彼はどんな旅人かというと、
白昼堂々酒を飲み散らかし
ヘベレケになっては人に絡み倒し
挙句の果てには面白くないキモいと
チーさんにいじられる。
そんな旅人です。
あ、そうじゃなかったですね。
彼はギターで稼ぎながら旅をしています。
バスキングに付いて行ってみました。
路上パフォーマンスですね。
そういえばバスキングって初めて見る。
なんだなんだ。ここでも酒か。
彼のカメラをお借りしてチーさんが撮影に挑みます。
寒空の下、慣れた手つきでギターを取り出し
力強い声で歌い始める。
初めてだった。
旅中にこんなにも人の力強さに感動させられたことは。
いつも酔っぱらってスベリ倒して
飲みの席を凍りつかせるヤッケンさんしか知らない。
ただ、そんな人はどこにもいなかった。
誰もが足を止めるわじゃない。
通り過ぎる人が大半だと思う。
でも、歌に吸い込まれて足を止める人はいる。
何かを感じて、気持ちを返そうとする人がいる。
私の知らない世界だった。
彼はずっとこうやって旅をしてきたんだ。
お金を稼ぐということは
とっても大変なことなんだ。
でも彼は、「楽しい」と言います。
音楽のおかげで出来た友達がたくさんいるし
音楽のおかげで出来たつながりがたくさんあるって。
すごい。どれもこれも感動した。
何に感動したって、
ヤッケンさんは力強かった。
自分にはあんな湧き出る力も人を魅了する力もない。
あんなことが簡単にできることだと思わない。
ヤッケンさん感動をありがとう。
三村さんのブログ
面白いかおもんないかは、別問題です。
お前これトトロやんけ。
よんい。
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