藤巻健史の言(1)。。 | たいくつ親父のひとり言(パートⅡ)

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亭主敬白

 

 1円安のスピード

前回も書いたが、円安ドル高は始まると早いと思っている。

金融の専門の方でないと理解が難しいかもしれないが、私がそう思う理由の一つは以下のとおりだ。

この12年間、魅力的な円資産がなかったせいで機関投資家は海外資産への投資を増やしていたはずだ。それも裸での海外投資だ。

①(昔)ドル資産購入(ドル買い)+為替ヘッジ(ドルの先物売り)

これは為替にはニュートラルだが、利回りは円投資と同じになる。

(この12) ドル資産購入(ドル買い)+為替ヘッジなし(裸の投資)

これはドル高要因、利回りは為替いかんで異なってくる。

(昨年末~今年初めにかけて)

円高が進み始めたので、裸での投資分のヘッジ(円高要因)を開始

この12年間で購入したドル資産分のヘッジなので巨大なドル売り

(今後)

円高が終われば、昨年末~今年初めにかけて行った為替ヘッジを解消。

これは、この12年間で購入したドル資産分のドル買い戻しなので、強烈な円安ドル高要因

これドル高が急速に進むと思う理由である。

2016年4月24日)